グッチ
Professional Review
齋藤 薫 さん
“高級感ある香り”というのは、誰がつけても決して浮かないし、どこへつけて行っても不思議におさまってしまうもの。本当に美しい香りは、女にとっても男にとっても美しい香りなのだ。そういう香りの本質を思い出させてくれるような香り。何とも上品なのに官能的。それこそがウード=沈香の素晴らしさなのだ。私自身、沈香は大好きだが、その香りをさらに研ぎ澄ませ、角を丸く美しく整えたこのウードは、香りとしてまさに極上。全員に知ってほしい優しく芳醇な仕上がりとなった
小池 菜奈子 さん
ブラックのボトルのイメージ通りの重厚感があり、私にはまだまだ早い! と感じさせる、フレグランス上級者にこそふさわしい香り。つけたては、かなりスパイシーで、そこに花々の華やかさが加わり深みが増し、時間がたつにつれ、ウードやアンバーが体温と溶け合って、どんどん甘美でセクシーな印象に。背伸びしてこの香りをまとうとしたら、おしゃれして出かける夜のシーン。足首にこっそりつけて、立ったり座ったりするたびにふわっと漂う色気のある香りをそっと楽しみたい
小池 菜奈子 さん
モナコのグレース公妃に贈るスカーフのために描かれたグッチの“フローラ”プリント。そこに描かれた花からインスパイアされた香りとあって、さすがに上品。つけてすぐは、花のブーケのような爽やかさと華やかさがふわっと香り立ち、その後、パウダリーで落ち着いた香りに変化。ウキウキ感や可愛らしさを演出する軽い芳香とは違って、優雅で心が穏やかになるような“素敵な女性”を想起させる香りで、つけている自分まで、ついうっとり
Brand News
「グッチ ブルームシリーズのホワイト フローラルに、ジャスミン、チュベローズの豊満な香り。時間が経つとイランイラン、サンダルウッドが現れ、ムスキーノートに。東京の街中でもまるでお花畑にいるような気分に」
2020年10月 掲載