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【美容医療の基本】ヒアルロン酸注入とは?いいクリニックの選び方は?

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美容皮膚科医による本格ビューティコラム。タカミクリニック院長 高見先生が、最先端の美容医療の見地から、ビューティの「?」にお答え! 聞き手は、ビューティエディター 安倍佐和子さん。

今よりももっともっと魅力的な顔立ちになりたい! 誰しも、きっと一度は夢見たことがあるはず ……。そんな願いを、ヒアルロン酸注入が叶えてくれるというけれど、ヒアルロン酸注入ってアンチエイジングのためのものじゃないの?

教えてくれたのは

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美容皮膚科医。タカミクリニック院長。ニキビ、毛穴治療、ヒアルロン酸注入などのアンチエイジング治療の第一人者。高い技術力から、女優やモデル、美容関係者から高い信頼を得ている。

質問したのは

ビューティエディター安倍佐和子さん

化粧品会社勤務を経て、女性誌編集者に。現在はフリーランスとして、多くの女性誌で編集・執筆活動を続けるほか、広告、化粧品マーケティングなどの分野で幅広く活躍。認定ホメオパスの資格を有し、フィトテラピーアドバイザーのスキルも。ホリスティックからサイエンス、モード系メイクアップまで、得意な分野は幅広い。

Q.“異性にも同性にもアピールできる顔立ちを手に入れたい”そう願う人にとって、簡単に夢を実現できるのが、ヒアルロン酸注入だと聞きました。

A.カウンセリングをしていると、“この女優さんのような顔になりたい”“このモデルの唇のようにしたい”と、希望される方がたいへん多くいらっしゃいます。

高見先生:目や唇、鼻などのパーツを整えることで、女優やモデル、タレントさんのように、より魅力的になれることを知っているからなのでしょう。実際に同じ顔にすることは無理ですが、“あの女優さんのような唇が欲しい”“あの女優さんのような涙袋が欲しい”といった願いは、ヒアルロン酸注入で叶えられます。

安倍佐和子さん:その結果、魅力が確実にアップするんですね。

高見先生:ヒアルロン酸注入により女性パーツを強調することで、異性へのアプローチは確実にアップ。「モテ」るようになったと、報告してくれる方がほとんどです。 また、より若く、いきいき見えるといったアンチエイジング効果も叶えられるので、同性からも注目されるようになります。ヘアもメイクもがんばっているけれど、理想どおりにならない。でも、メスを入れるのは怖い……という方でも、ヒアルロン酸注入ならば、針一本で、簡単に「モテ」パーツを手に入れ、魅力的に変わることが可能です。

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Q.ヒアルロン酸注入で、「モテ」パーツを手に入れることができるとのこと!

安倍佐和子さん:では、具体的に、どのパーツを変えたいというリクエストが多いんですか?

A.たとえば、涙袋や唇など、女性をアピールできるパーツへの注入リクエストは多いですね。各パーツごとにその詳細をご紹介しましょう。

高見先生:まずは、涙袋。涙袋は目の下にあるふくらみのことですが、“ホルモンタンク”と呼ばれているように、いつの時代でも異性へのアピール力がとても強く、“アイドルにある”“若い子にある”というイメージの、代表的な女性パーツです。涙袋があると、縦目幅が広く見えるので、目が大きく、華やかな印象になるんですよ。

安倍佐和子さん:周りからどんな印象をもたれるようになりますか?実際に涙袋をつくられた方は、「女の子っぽくなった」「チャーミングになった」「目が大きくなった」と周りから言われ、とても喜んでいらっしゃいます。とても繊細なパーツだから、注入が“痛そう”だと言う人も多いようです。

高見先生:注入前には、必ず麻酔クリームで痛みを軽減するよう処置しています。 パーツによっては、ブロック麻酔を行います。個人差もありますが、麻酔技術の進歩によって、痛みの心配はとくに問題ありません。

Keyword 麻酔
知覚神経の伝導を抑制し、意識や反射機能を消失させることなく、目的とする部分にのみ無痛を生じさせるのが麻酔。タカミクリニックでは、ヒアルロン酸注入の際、局部に塗るクリームタイプのものや、ブロック麻酔を行っている。ブロック麻酔の際も事前にクリーム麻酔を塗布し、麻酔針は鍼灸で用いられる程度の極細針を使用するといった徹底的な痛みのコントロールを行っている。

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Q.涙袋と並んで人気なのが「唇」へのヒアルロン酸注入とのことですが、どれくらい人気があるんですか?

A.唇は、ヒアルロン酸注入の中でも、上位に挙げられるリクエストの多いパーツです。

高見先生:顔表面に唯一見える粘膜で、赤みがあることから、セクシュアリティな印象をアピールするナンバーワンの女性パーツです。

安倍佐和子さん:みんなぽってりと厚みのある唇を望んでるんですか?

高見先生:単に厚みがあるからといって、人から魅力的な唇だと言われるわけではありません。
たとえば、丸い顔立ちにくるんと丸い目、ふんわりとした唇など、その人の持っている顔の印象やイメージに合っていることが大事なことだと思います。もしくは、ボーイッシュな印象の顔に甘い唇など、バランスよくギャップがあることなども。口角がきゅっと上がったシャープな印象の唇は、厚みがなくても女性らしい印象です。また、唇にもトレンドがあって、最近は、女優の北川景子さんのように、ふわっとほどよくぽってりとした唇が人気です。

安倍佐和子さん:唇のヒアルロン酸注入での、高見先生のこだわりとは?

高見先生:顔立ちを大きく変えることなく、個々のイメージに合ったデザインを心がけています。
リップグロスを塗ったように光を反射したり、宝石のようにキラキラ輝いて見えるようメリハリを出す注入法や、唇の赤み面積を10~20%増量するよう注入して華やかに見せたり。また、花びらをイメージするように、唇にソリを入れることもあります。

安倍佐和子さん:想像以上に、デザイン力と高い技術力が要求されるんですね。まるでオートクチュールのよう!

高見先生:さらには、唇にヒアルロン酸注入することで、発音しやすくなったり、口が閉じやすくなるといった機能面でのメリットもあります。 年配の方の縦ジワを目立たなくさせるアンチエイジング効果や、長い鼻の下を短く見せたり、顔の大きさに対して唇を自然に大きくつくることで小顔印象を手に入れることもできるんです。

全体にふっくらとしたハリを出し、キスしたくなるようなモテ唇をつくる注入法

幸せオーラがアップする口角を上げる注入法

Q.アゴや鼻筋を通したいというリクエストも多いんですか?

A.鼻筋やアゴを整えることで、横顔が整い、小顔に見えたり、顔の中の光があたる場所が変わって効果的なハイライトが入り、立体感やメリハリが生まれるので、リクエストはとても増えています。

高見先生:たとえば、おでこが狭くて悩んでいる方は、眉間から鼻筋にかけてのバランスを見て注入します。目の横幅が欲しい方なども、目頭切開をしたような効果を意図的に狙って鼻筋に注入することがあります。

安倍佐和子さん:見落としがちなパーツですが、印象は大きく変わりそうですね。

高見先生:そうなんです。たとえば、アゴはフェイスラインの重要な要。アゴの形を整えることで、知的で品のある顔立ちに変えることができます。 鼻筋を整えることでも同じような効果が得られる。このように、品格づくりなど「無理」だと思われているようなことも、ヒアルロン酸注入で可能なんです。

安倍佐和子さん:もちろん、アンチエイジング効果も高いですよね?

高見先生:とくにアゴへの注入によって、フェイスラインのたるみやだぼつきが解消したり、梅干しのようにしわっぽかったアゴをふっくら整えることで、年齢感を一気に戻すことが可能です。

安倍佐和子さん:メイクアップでカバーできないことができるんですね?

高見先生:以前は、ただ線(シワなど)を消すことがいちばんの目的だったヒアルロン酸注入ですが、今では“ヒアルロン酸メイク”と言われるほど、顔全体の印象を変えるプロデュース的なものに進化しています。例えば、①鼻筋を整える、②鼻先を高くする、③鼻の穴の形を細く長くするために行う、外科手術の鼻中隔延長や鼻翼縮小がヒアルロン酸注入だけで、ほぼノーダウンタイムで行うことが出来るようになってきました。ただし、高度な技術に加え、美的センスが必要な施術となるため、診察の際は、ご自身の持っているイメージを医師にきちんと伝え、なりたいイメージを理解してくれる医師と出会うことが大切だと思います。

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Edited by VOCE編集部

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