まずは美容液とアイケアを! 悩みが深刻になる前に、毎日コツコツ始めてみて
【エイジングケアの達人】みんなの“リアル憧れ肌”の持ち主
美容家
石井美保さん
美容サロン「Riche」主宰。神々しい美しさと、確実に美肌に導くスキンケアメソッドで大人気。TVにも多数出演。
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出遅れがちなアイケアこそ最も先回りすべき
「私が10代、20代のときはメイクの主役は断然目元。アイシャドウを濃く塗りたくり、マスカラは5本使いしてました。しかも、クレンジングはオイルで全顔一気になじませて、シャワーのお湯を直当てしてオフし、さらにW洗顔。そのため、20代の前半にはすでに目まわりに小ジワが。
早速、アイクリームを買いましたが、“大は小を兼ねる”的に高級なマチュア世代向けを選んでしまい、当時の私には重すぎて続かず。必要と知りながらも使わなかったのを、今、後悔しています。海外では10代からが常識。正直、アラサーからでも遅すぎるぐらいで、まだ、特に気になる悩みがなくても、予防的にライトな保湿タイプから使い始めるべき。
また、クレンジングもメイクに合わせて選び、こすらずに洗い、お湯ではなくぬるい水をすくってすすぐのが正解。洗いすぎはシワのほか、深刻な乾燥や毛穴の開き、シミの原因に。潤いを残す摩擦レスなクレンジングや洗顔はエイジング予防にもなります」
では、石井さんが続けていてよかったことは?
「子供の頃から地黒なのが悩みで日差しを避けて生きてきたことと、美容が好きで美容液を10代から毎日使っていたのは、結果、よかったなと思います。また、私が常に心がけているのは、大きなトラブルになったり、深くサインが刻まれてからケアするのではなく、いつもと何か違うと感じた時点ですぐに対処すること。美容液も、何か異変を感じたら、そのサインに合わせて選び、毎日使います」
さらに、インナーケアが大事とも。
「アラフォーになってめぐりが悪くなり、全身が淀み出すと気づくのが、水を飲むことの大切さ。いつでも血管の中をクリーンにしてサラサラの血液が流れるようにしておく必要があり、そのためには水をめぐらせることがマスト。年齢を重ねてから、いきなり習慣化するのは大変なので、若い頃からこまめに水を飲むようにしておくのがオススメです。
また、エイジングの進行に深くかかわるのが食事の内容。たるみを引き起こす糖化の原因になる糖質は控えめにしつつ、肌の材料となるタンパク質を積極的に。私はアラサーで洗顔を見直し、アラフォーでインナーケアを強化したことで、今の肌がいちばん好きといえるようになりました。未来の肌はいつからでも変えられるのです」
▼やってよかったこと
- 毎日美容液を使う
- 日差しを避ける
- インナーケア
▼やらなければよかったこと
- オーバースペックなアイテムを使う
- がっつりオイルクレンジング&キュキュっとするまで洗う
- 角栓を“引っこ抜く”一発逆転ケア
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