押し寄せる肌悩みに焦っても「落ち着いて! まずは保湿よ!」
【エイジングケアの達人】スーパーアイデアで奇跡の肌を保つ
美容家
小林ひろ美さん
「美・ファイン研究所」主宰。毎日のケアが楽しみになる簡単でユニークなテクの宝庫。その効果は抜群と大好評。
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複合的な老化サインは複合的な保湿ケアで制圧
現在57歳にして、透明感にあふれ、たるみも毛穴も感じさせない肌は圧巻。あまりの美しさに美容医療のなせるワザ?と思ってしまうけど、答えはNO。ではどうすれば、若々しい美しさを保てるの?
「もともとはアトピー持ちで、乾燥しやすくて刺激に弱い。なのに日焼けが好きで30代まで積極的に焼いていたから、小ジワ、シミ、シワ、くすみと年齢を重ねるごとに老化サインが出現。その都度、慌てて高額コスメを投入し、エステサロンにも足繁く通って抗ってきたけど、もっとも抵抗したのが、たるみが気になり出した39歳のとき。
このまま老けるのがイヤでイヤで仕方なくて。常に美容に対してのアンテナを張りめぐらせていた私は、当時、全盛だったアメリカのドクターズコスメに出合い、その高い効果にどハマり。なかでもハードなピーリングコスメは、ボロボロに皮がむけたあと、まるで肌をリニューアルしたかのようにツルンとしてピンとはるのがうれしすぎて、入手困難な中、取り寄せてました。
でも、日本人よりも表皮が厚くて丈夫な欧米人の方向けの処方。基本的に肌が弱い私には刺激が強すぎて、赤みが常に出ていました。また、かなりアクティブなケアにもかかわらず、紫外線対策を徹底していなかったため、赤黒くなったり、シミができやすくなったり。
それでもツルンとした肌に、当時の私は満足していましたが、知人から“プラスティックみたい”と言われたこともあり、冷静に振り返ると、かなり人工的な肌だったな、と。あんなに労力とお金をかけて、のちのちシミまでできやすくなるなら、やらないほうがよかったかな、と今は反省してます」
対して、やってよかったというのが、徹底的な保湿ケア。
「私が肌を立て直せたのは、シートマスクの潤いを味わい尽くす“乳液仮面返し”のテクを生み出すなどして、保湿ケアのレベルをバージョンアップさせてから。複合的に悩みが出ると、どこから手をつけていいかわからなくなるけど、そういうときこそ、保湿が大事。さらに静脈やリンパを流してめぐらせ、一日1回は額から汗がでるぐらい温めてめぐりをよくするケアをプラスしたところ、悩みがたとえ増えても最小限に食い止められるように。もし複合的に現れるなら、“保湿+めぐり”とケアも複合的にして対応する。これが小林流エイジングケアの極意です」
▼やってよかったこと
- 徹底保湿
- 「一日1汗」めぐり対策
- シートマスクを活用
▼やらなければよかったこと
- ハードなピーリング
- エイジングへの恐れから“攻めのケア”に走りすぎる
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