教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
イガリシノブさん
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あっと驚くようなテクでキレイを引き出す天才。自身のブランド、フーミーのインスタライブで毎回目からウロコのアイデアを披露。
そもそも“余白埋め”ってすべては錯覚!
「光や影、ラインなどを駆使した錯覚で、キレイを底上げするのがメイクの役割。私が小顔見せや目ヂカラアップを実現するために行う“余白埋め”もこの錯覚を利用したもの。
余白を埋めるといっても、濃い色で塗りつぶすのではなくパッと見ではわからないような淡い色、光、影を適材適所に仕込むことで、目幅が大きく見えたり小顔に見えたり、おでこやフェイスラインのもたつきが解消されてシュッと見えたりします。これは覚えておいてほしいのですが、アイテム一個で解決できることってほとんどないんです。質感や色を組み合わせることで、狙い通りの錯覚は生まれるものだから」(イガリさん)
鼻筋エントランス→【劇的に目が開く】
鼻筋の入り口、まさしく“エントランス”にピンクとブルーの光をミニマルに仕込むことで、まるで上からキュッと引っ張り上げたかのようなデカ目効果が狙えます。仕上げに淡い影を眉頭に仕込めば、メリハリがさらにアップ!
【1】ピンクのコンシーラーを鼻根に大文字「T」に入れる
この部分を明るくすると目が大きく丸く見えるだけでなく、額のたるみも解消されて見える。タイミングは、下地を塗った後、ファンデを塗る前に。
【2】ブラシで均一にぼかす
範囲が広すぎると錯覚効果が出ないので細めのブラシで丁寧に。特に鼻筋全体に広げると鼻全体に高さが出てしまい顔のメリハリが狂うので厳禁!
【3】ブルーのハイライトを小文字の「t」で重ねる
大文字でなく小文字にする理由はリップやチークの赤みで顔の重心が下がるのを青い光で引き上げるため。ただし鼻筋全体は【2】と同様の理由でNG。
【4】眉頭の下にシャドウでちょこんと影を!
鼻根がクッと高く見え、求心的な目元になるため彫りの深い顔立ちだと錯覚させることができる。ノーズシャドウのように長くしないことが大切。
OTHERS ITEM
“鼻筋ハイライト”の前に【A】を全顔に仕込む。【B】の右側をアイホールと涙袋にぼかし、左側を同じ範囲に重ねる。二重幅より少し狭く【C】を黒目幅にオン。目のたるみが気になる場合はアイラインをプラスしても。【D】を直塗りする。
撮影/川崎一貴(MOUSTACHE/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/イガリシノブ(BEAUTRIUM) スタイリング/加藤理奈 モデル/鈴木愛理 取材・文/中川知春
Edited by 松本 薫
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