目次
教えてくれたのは…
ヘア&メイクアップアーティスト
藤原美智子さん
多くのヘア&メイクアップアーティストが所属するLA DONNA主宰。雑誌や広告等で活躍するほか、美容好き注目のブランド「MICHIKO.LIFE」のプロデュースも手掛ける、メイク界の第一人者。@michiko.life
トレンドではなく“基本のき”であか抜ける 美は細部に宿る
「まず言いたいのは、“あか抜ける=トレンド”ではないということ。いくら最新トレンドを取り入れても、基本を無視した、メイク感だけが目立つ“舞台裏が見える”メイクになっていては、顔は絶対にあか抜けません。パーツごとの基本をしっかりおさえて細かい部分ほど丁寧にメイクすることで、洗練度が増してあか抜けた印象に。『美は細部に宿る』と覚えておいて!」
メイクの要はアイライン、リップ、眉 3つのライン
あか抜けるためにおさえるべき基本として藤原さんが指南するのは、アイラインのぼかし処理、リップラインの位置、眉の形の3つ。“基本のき”なのに意外と知らないこの3ポイントをおさえれば、確実にあか抜けて美人度が上がる!
lesson1. 自然に目ヂカラを強く
引いてるように見えないアイライン
「色っぽさ=繊細さ。目尻をぼかすだけで繊細さが出るんです」(藤原美智子)
影になりすますように目元を締めるグレー
Celvoke シュアネス アイライナー リキッド M EX01 ¥2800(限定品)
おしゃれなセミマット質感。上まぶたのキワ全体に引き、綿棒で目尻をシュッとぼかして。
◆あか抜けPOINT
目尻をシュッとぼかすひと手間が美人度をグンと高めるカギに
「ラインが主張して“引きました”な仕上がりになるのが、あか抜けない印象の原因。そうならないためには、ひと手間、ぼかしを加えることが大事です。ラインを引いた後、目尻だけ綿棒でシュッとぼかせば、まつげと同化するけぶるような繊細ラインになり、美人度が高まって、簡単にあか抜けますよ」
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シャドウは質感重視、他パーツは発色を抑えて
(左)AQ アイシャドウ 11 ¥3800/コスメデコルテ
パールが輝くシャンパンベージュ。上まぶたのキワ~二重幅にぼかして。
(右)AQ アイシャドウ 10 ¥3800/コスメデコルテ
キラキラのシルバーを、下まぶたにやや太めにオン。
(左)AQ ブラッシュ 04 ¥6800/コスメデコルテ
ピンクチークを内寄りに広くぼかし、上気したような頰に。
(中)コンスピキュアス リップス 14 ¥4500/アンプリチュード
主張しすぎないコーラルピンクを直塗りして、目元の印象を引き立たせて。
(右)ヴェルニ ロング トゥニュ 769 ¥3200/シャネル
好感度抜群のピンクベージュ。2度塗りしてしっかり発色させるのがGOOD。
lesson2. リップを似合わせるカギは、“色選び”じゃなく“塗り方”
立体を意識したなじませリップ
「唇はラインどりが命。正しく塗れていれば真っ赤も浮きません」(藤原美智子)
高発色×とろけるツヤの赤で愛らしく印象的な唇に
ジルスチュアート ルージュ リップ ブロッサム 202 ¥2800/ジルスチュアート ビューティ
つややかな深紅。下唇の膨らみがどこまであるかを確認して、口角を少し上げながら塗って。
◆あか抜けPOINT
リップの決め手は膨らみの下側。ここをカバーすることで3D唇に
「リップを塗る時に大事なのは、唇の立体感をどれだけ拾えるかということ。正面からは見えにくい唇の膨らみの下側までカバーするのが重要で、ここが抜けていると、どんな色も浮いてしまうんです。そのうえで、輪郭をティッシュで軽~くおさえてアウトラインをなじませると、洗練度がさらにUP」
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目元は涼しげに。チークはリップとトーンを揃えて
(左)ルナソル アイカラーレーション EX06 ¥6200(限定品)/カネボウ化粧品
右上を二重幅、左下をまぶた全体に。
(中)ブルーム ミックスブラッシュ コンパクト 15th 09 ¥4200(限定品)/ジルスチュアート ビューティ
頰の内寄り&濃いめに。
(右)コンスピキュアス ネイルカラー 27 ¥3500/アンプリチュード
lesson3. 3つのルールをおさえれば、眉だけで美人度UP
丁寧につくるストレート眉
「眉頭、眉山、眉尻。部分ごとの繊細さがあか抜け感にはマスト」(藤原美智子)
計算された芯の形と硬さで自然な眉を実現
MICHIKO.LIFE エッセンス ブロウペンシル ナチュラルグレイ ¥4000/エクロール
藤原さんプロデュースの美眉ペンシル。ざっくりと全体の形をとってから細部の太さや位置を調整。
◆あか抜けPOINT
太さや位置のポイントさえおさえればどんな眉も美人眉に
「眉があか抜け感に与える影響は絶大。だからといって、流行ばかりを意識して基本から逸れてしまうと不美人眉に。眉頭~眉山の上側をまっすぐに描く、眉山は眉頭より太くしない、眉尻の終点は眉頭の下ラインより上に。まずこの基本ルールをおさえることでどんな眉でも一気にあか抜けるし、美人度もぐーんと上がります」
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骨格意識の陰影と深み色リップでかっこいい系に
(左)サンク クルール クチュール 669 ¥7600/パルファン・クリスチャン・ディオール
左下をキワ、Wライン、目尻の下に。右上を目頭に。
(右)エレガンス コントゥアリング フェイス 002 ¥5500/エレガンス コスメティックス
頰骨に沿ってシェーディングっぽくぼかして。
(左)ルナソル プランプメロウリップス 08 ¥4000/カネボウ化粧品
輪郭をとりながら直塗り。
撮影/菊地泰久(vale./人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/藤原美智子(LA DONNA) スタイリング/西野メンコ モデル/松原菜摘(VOCE専属) 取材・文/宮下弘江
Edited by 松本 薫
公開日:
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