【今月の気分】
「限定色」から始めよう
新しい年のスタートと同時に、色とりどりの春の新色たちが続々とリリースされています。その中から神崎さんが今回選んだのは、アンプリチュードの澄んだブルーとブラウンの限定アイカラー。それをキーに彼女が組み立てた、淡いカラーを駆使したカラーメイク。パステル×ホワイトの、これまた春らしいコーディネートにもぴったり。
「顔の上も服の色もすべてペールトーンでまとめて春を予感させる佇まいに」
パステルは単色ではなく勇気を出してミックス!
手に取るだけで心が浮き立つ、春色のカラーコスメたち。「難しそう……」なんて声もありますが、思い切って纏ってしまえば意外と簡単。たとえば、アンプリチュードの澄んだブルーの限定アイカラー。つけこなし方はいろいろありますが、今回のメイクでは、青みピンクのチークやまろやかなピンクベージュのリップ、ミルキーな水色のネイル、といったいくつかのペールトーンを組み合わせてみました。複数の色を使ってもバランスよくまとまる秘訣は、アイライナーやマスカラ以外に濃い色を使わないこと。色を揃えなくても、淡さや明るさが似ているものを組み合わせるとメイクにまとまりが生まれるのです。お洋服にも、明るいオレンジ、ミントグリーンといったペールトーンの春色をチョイス。これはスタイリストさんたちがよくおっしゃっていることなのですが、全身の色を統一しすぎると面白みがなくなるそう。カラフルなダブルのアイスクリーム、色とりどりの花を使ったブーケなど、異なる色を組み合わせるからこそ生まれる美しさや個性、おもしろさ。それをメイクやファッションで表現するのも楽しいですよ。
-Eye shadow-
メイクがいっそう楽しくなる澄んだ青と可憐な花モチーフ
偏光パールがきらめくシアーなブルーをアイホールと涙袋にオン。アイホールは少し強めにのせてブルーの存在感を主張させる。中央のブラウンで上まぶたのキワを柔らかく締める。
-Eyebrow-
さりげなくニュアンスを眉に宿せるモーヴブラウン
淡い色みでまとめたメイク Nailなので、眉も柔らかく。ほのかにモーヴを感じるブラウンのペンシル&パウダーで薄く、ふんわりとした雰囲気に仕上げて。エクセル
-Cheek-
色と質感を重ねて血色に奥行きを
クリームタイプの青みピンクを頰の中央に楕円形にふわりとぼかし、パウダータイプの淡いコーラルピンクを上から同じ範囲に重ねることでブルーの目元に温もりを宿しつつ、イノセントな雰囲気に。
-Lip-
ブラシ一体型で均一&薄膜仕上げも輪郭補整も楽々!
ヌーディだけど肌色を晴れやかに変えるほのかなツヤを持つコーラルベージュ。しなやかなブラシを利用して輪郭をやや大きめに描くことでふっくらとしたリップを演出して。
-Nail-
紫陽花がイメージソースの清らかなブルーを指先に!
朝露を含んでなめらかな光を放つ、紫陽花の花びらにインスパイアされた曇りなきブルーで目元とリンク。ミルキーなカラーとツヤ感を存分に楽しむため、今回は2度塗り。
撮影/魵澤和之(まきうらオフィス) ヘア/津村佳奈(un ami) スタイリング/石関靖子 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
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