モー娘。伝説の一期生、飯田圭織さんが語る「現役時代、そして今」
『LOVEマシーン』や『恋愛レボリューション21』……モーニング娘。のパワフルな楽曲は今も色あせることなく歌い続けられています。VOCE読者の中には、もしかしたら初代“モー娘。”を知らない人もいるかもしれませんが、当時、その人気の勢いは凄まじいものでした。老若男女が“モー娘。”にハートをわしづかみにされ、日本列島が沸いていた! そんな印象でしょうか。モー娘。は今年でデビューから25周年を迎えるそう。当時のメンバーの視線の先にはどんな風景が見えていたのか。それを教えてもらうため、初期メンバーであり、二代目リーダーの飯田圭織さんに独占インタビューしました。現役時代のこと、ママとしての今、美容ついて……飯田圭織の現役時代から今をギュッと凝縮した内容を4回にわたってお届けします。
――モー娘。現役時代に一番楽しかった思い出を教えてください。
飯田さん(以下敬称略)
「現役時代を振り返って、一番よかったな~と思うことは、やっぱりステージですね。歌ったり、踊ったりするのも好きでしたが、そういう時間をファンのみなさんと共有できるのが楽しかったですね。経験を積んでからはまた別の面白さが! 2代目のリーダーに任命されて以来、ステージのコンセプトとか構成を話してもらえるようになり、どんな魅せ方が正解なのか、どういったメッセージを込めたステージにするのか、そういったことまで考えるようになりました。グループとしてだけでなく、セルフプロデュース的なことにも楽しさを見出していました。楽曲のコンセプトや印象により近づけるためにメイクや髪型についてもヘアメイクさんと話を詰めて決めていましたし、一人の仕事のときには私服で出て“個”を演出したことも! 与えられたお仕事を受け身でこなすことはなく、ひとつひとつをチャンスだと受け止めて、すべてに対して、かなり熱量高めで取り組んでいました」
――当時から強い意志のようなものは透けて見えていましたが、クールな印象が。実は、とても熱い人なのですね。
飯田
「顔立ちのせいなのかクールとか大人しいと思われがちですが、ホントの私はすごく情熱的でハートは“修造”(編集部注:熱血でおなじみ松岡修造さん)なんです(笑)。わかりやすく口に出して「イケ! イケ!」と叫ぶようなことはないのですが、内に秘めたる熱い想いがあるタイプ。だから、「こうしたい」という夢や願望を持ったら、それを叶えるためにはとことん自分を追い込んで努力をしますし、達成するためには、どこまでもがむしゃらに走り続けます」
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“修造魂”で成し遂げたことは