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【このままじゃヤバい】を救う!今日から始められる、タダで・美味しく・無理しないダイエットまとめ

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「どんどん身体が重くなっているような……。いや、確実に太ってるーーー!」今こそ、立ち上がる時です! でも、器具を購入したり、何かをガマンしたりするのは嫌。そんな女子たちに贈る、今日からできるダイエット法まとめ、ぜひご覧ください。

【目次】

  1. どうせやるなら【効く運動】Part1:肩甲骨はがし
  2. どうせやるなら【効く運動】Part2:股関節ほぐし
  3. どうせやるなら【効く運動】Part3:特効スクワット
  4. ガマンはしない!【痩せる食べ方】Part1:手軽な食前プチ食
  5. ガマンはしない!【痩せる食べ方】Part2:体脂肪が燃えるコツ
  6. 究極のラク痩せ【本当に痩せるサプリ】プロが選んだBEST8

1.どうせやるなら【効く運動】Part1:肩甲骨はがし

VOCE

肩甲骨って、どんなパーツ?

肩甲骨とは、背面部から肋骨を覆っている、一対の三角形状をした大型の骨のこと。人間の胸部には、体幹と上肢(腕と手)とで構成される「肩甲帯」があります。腕を下、前後左右に大きく動かせることからも分かるように、肩甲帯は身体の中でも可動域が広いパーツのひとつですが、この肩甲帯を構成している2組の骨が、「肩甲骨」と「鎖骨」です。肩甲骨と鎖骨は外側の端で繫がり、胸郭の上にゆったりとかぶさります。肩甲帯がよく動くのは、これらの骨が胴体のほかの部分との繫がりが薄く、独立した構造になっているから。肩甲骨は鎖骨を介して体幹と繫がっていますが、その肩甲骨を支えているのは大小さまざまな34の筋肉で、肩甲骨そのものは背中から浮いたような状態。肩甲骨を支える筋肉は背骨や肋骨、上腕、首、ひいては骨盤などにも繋がっています。

肩甲骨周りの動きが悪くなる原因とその影響

肩甲骨は本来背中の上部、胸の真後ろに位置し、自由に動くのが理想的です。しかしデスクワークやパソコン作業、スマホの操作などを長時間行っていると猫背になりやすく、肩甲骨が横に広がってしまいがち。
また重い荷物をいつも同じ側で持ったり、どちらか片方の足に重心をかけて立つクセがある人は、身体が左右非対称に歪んでいて、肩甲骨も左右で高さがズレてしまっている場合があります。肩甲骨周りに影響を及ぼすのは、身体的なクセだけではありません。心的ストレスが溜まってくると、肩が内側に入り背中が丸まってしまうため、肩甲骨がハの字に広がって胸の中心が閉じている状態に。この姿勢が続くと呼吸も浅くなって内臓が圧迫されるため、胃腸の不調や便秘を起こしやすくなります。
このようにゆがみが生じた状態で肩甲骨周辺の筋肉が硬直すると、肩周りの動きが悪くなって肩こりや頭痛を招き、ひどくなると耳鳴りやめまい、さらに悪化すれば自律神経失調症を引き起こす可能性もあります。これが、いわゆる“肩甲骨が背中に張り付いている”状態です。

毎日ちょっとずつ、肩甲骨はがし

背中に張り付いた肩甲骨をほぐすには、まず、肩甲骨周りの筋肉の過緊張をゆるめてあげることが大事です。肩甲骨周りの筋肉がほぐれると、肩や胸がスッと開いてデコルテにスッキリしたラインが生まれ、姿勢が格段によくなります。また血行がよくなるため、代謝が良くなり、顔色もトーンアップするなど、女性には嬉しいことづくめ! 
毎日5分、夜寝る前や朝起きたときなど、身体がほどよくゆるんでいるタイミングで、以下に紹介するストレッチを行ってください。毎日続けることで、肩甲骨周りが動かしやすくなってくるのを感じられるでしょう。

【STEP1:腕の付け根をストレッチ】

肩甲骨はがしストレッチ

<1>あぐらをかいて座り、両腕を内側から外側へと回旋させて、指を床に置く。

肩甲骨はがしストレッチ

<2>手のひらを床に付けて、腕の付け根が伸びているのを感じながら、10秒キープ。

肩甲骨はがしストレッチ

<3>手の甲を床につけて、腕の付け根が伸びているのを感じながら、10秒キープ。

【STEP2:肩の後ろをストレッチ】

肩甲骨はがしストレッチ

<1>あぐらをかいて座り、右手を肩の高さで前に出して、左手をその下から通し、手のひらを顔正面に持ってくる。

肩甲骨はがしストレッチ

<2>右の手のひらを、左の手のひらに重ねるようにして、そのまま10秒キープ。難しい場合は、手の甲同士を重ね合わせる形でもOK。

肩甲骨はがしストレッチ

<3>両手を重ねたまま、手を上へと上げていく。肩の後ろが伸びているのを感じられたらOK。逆サイドも同様に。

【STEP3:肩甲骨まわりをストレッチ1】

肩甲骨はがしストレッチ

肩甲骨はがしストレッチ

<1>腕を背中側に回し、右手を上から、左手を下から持ってきて、背中で手を組む。難しい場合は、ゴムバンドやタオルなどを使って繋げばOK。

肩甲骨はがしストレッチ

<2>両腕を背中に回し、動きが悪いなと感じるほう(→固まっているほう。写真では左)の肘を、逆の手で抱える。

肩甲骨はがしストレッチ

<4>手のひらが肩甲骨の間にくるように、抱えた肘を引き寄せ、腕の付け根の伸びが感じられるところで10秒キープ。この後、<1>をもう一度やってみると、グッとやりやすくなるはずです。

【STEP4:肩甲骨まわりをストレッチ2】

肩甲骨はがしストレッチ

<1>STEP2と同じ形で、手を交差させて、顔の前に手のひらがくるようにする。

肩甲骨はがしストレッチ

<2>その腕を床に付け、体重を少し腕にかけて、肩甲骨が開いているのを感じつつ、5秒キープ。逆側も同様に。

肩甲骨はがしストレッチ

<3>両足を肩幅くらいに広げて立ち、両肘を床に付けて5秒キープ。かかとは浮いてもOK。

教えてくれたのは……梅澤友里香さん

梅澤友里香さん

ダンサーや舞台役者としてさまざまな経験を積んだ後、ケガをきっかけに心と身体の繋がりの大切さに気付き、ヨガを深く学ぶ。『強く美しくしなやかな』心と身体作りで、内側から健康に輝くヨガライフを伝え、多くの人にヨガの楽しさと良さを広める活動を行う。分かりやすい指導とアーサナ、『会うと元気になる!』という親しみやすい人柄で、老若男女から支持を集める。また、ヨガと食と美を軸にしたライフスタイルの提案にも力を入れている。国内大規模イベントやWSにて講師担当。雑誌や書籍・DVDのモデルも務め、多くのメディアに取り上げられる。
http://yurika-umezawa-yoga.com

取材・文/木下千寿

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