田中みな実、美容に目覚める!
大学で美容デビュー。親が呆れるほど、その“沼”にハマっていった日々
意外にも、美容に関してはわりと遅咲き。その魅力に目覚めたのは、大学生になってから。
「大学に入るまでは特別、美容好きではなかったんです。私が通っていた中高はメイク禁止。でも、高校に入ると眉を整えたり、あややがCMをしていた甘い香りのシャンプーを母にねだったり、人並みの興味でした。
けど大学生になってメイクが解禁されると、みるみるハマっていって、学校帰りに渋谷西武のコスメカウンターに行くのが楽しみで仕方ありませんでした。BAさんに新作のファンデを塗ってもらうと、店内の照明では肌の色に合っているかちゃんと分からないから、一旦お店の外に出て首の色との差をチェックして、一段暗い色を試させてもらったり。
赤文字系のファッション誌を読み込んで、“新入生モテメイク”をまるごと真似っこしてみたこともあったなぁ。美容院に切り抜きを持っていって「エビちゃんみたいにしてください!」って意気揚々と言い放った過去も(笑)。友達と通学途中で待ち合わせして、「今日チーク濃すぎない?」「マスカラ、どこの?」とお互いのメイクをチェックし合い、あーでもないこーでもないと試行錯誤していましたね。今も愛用しているヘレナのマスカラは、この頃に全種類を試して辿り着いた一本です。とにかく美容に夢中だった大学時代でした。
当時から研究熱心で、ヘアメイクに2時間かけて学校に行っていました(笑)。自然光がキレイに入るリビングのテーブルに陣取り、そこにコスメ一式をズラリと並べ、椅子を窓の方へ向けて一心不乱にメイクをする私に『みーちゃんは、何しに学校に行ってるんだろうね……』と父も呆れ顔。リビングにコスメを広げたままにしているのを見て、『片付けないなら全部捨てるぞ!』と怒られて、親子喧嘩が勃発したことも。何年か前に母がうちにある新作コスメの山をみて『あの頃のあなたのアレ(過剰なまでの美容熱)が、まさかお仕事になるとはね~』って笑っていました」
その探究心は女子アナになった後も消えることはなかった。
「大学時代に、アイラインの長さやまつげの角度など、自分なりのベストを見つけた気でいたのですが、就職してTVに出るようになるとその不自然さに気付きます。後にオンエアを観返すといろいろと気になってくるんですよね。『アイラインがわざとらしい』『困り眉は説得力がない』『顔の左右差が気になる』とかね。食レポが増えてくると、落ちにくい、ケバく見えないリップはどれだろう!?と持ち前の探究心に客観性が加わり、ますます美容への興味が高まり、知識も増えていったのです」
MAKE-UP ITEMS
【BASE】
【EYE】
【CHEEK】
【LIP】
【NAIL】
撮影/菊地泰久(vale.) ヘアメイク/林由香里 スタイリング/後藤仁子 モデル/田中みな実 取材・文/中川知春 構成/鬼木朋子
Edited by 松本 薫
公開日:
この記事に登場したコスメ(7件)