十和子&美保の夏の終わりの【透明感追い上げケア】
56歳にして透明感の絶対女王
美容家
君島十和子さん
1966年生まれ。中学時代にモデルデビュー。19歳でキャンペンガールに選ばれたときの撮影で日焼けし、そのレベルは、帰国時の入国審査で、出国時と違いすぎてパスポートを取り上げられるほど。そこから3年間は日焼け肌が解消できず、シミやくすみに悩んだ経験から美容にハマる。試行錯誤の上、今の超絶美肌に辿り着き、数々のメディアで話題に。熱烈的な信奉者が多く、自身がプロデュースするスキンケアブランド『FTC』もヒット作多数!
ツヤあふれる透明感肌は美肌界の姫的存在
美容家
石井美保さん
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1976年生まれ。地黒で日焼けしやすいという事実に中学時代に気づき、ケアをスタート。コギャルブーム全盛期にも一切焼かない日々を過ごすがトーンは暗め。29歳でサロン開業したときにはストレスがピークに達し、本格的にくすむように。肌の乾燥も激しかったためいろいろ試した結果、“こすらない洗顔”に辿り着き、くすみも乾燥も劇的に改善。以降、次々と美肌の法則を見出し、46歳の今、自分史上最高の透明感を更新中!
【透明感レジェンド対談】
過去のくすみ期を経て透明感を育てた秘訣を明かします!
透明感を維持するどころか、年々透明感を高めていっているお二人が、晩夏の今のケアを重要視する理由とは?
十和子さん
今の肌状態は、実は2〜3ヵ月前の環境が影響しているもの。つまりここからは、外では強烈な紫外線を浴びて暑さで大量の汗をかき、室内では冷房で冷えて乾燥、と肌にとって一年でもっとも過酷な季節のダメージが出だす頃。ここでケアが息切れしてしまうと加速度的にエイジングが進行して、肌もくすんでしまうんです。
美保さん
十和子さんのおっしゃる通りで、どんなに防御してもワントーン暗くなって、ゴワゴワ硬い肌に。このまま冬までくすみを引きずると定着してしまうので、このタイミングで自分のベストな透明感に戻しておきたい!
十和子さん
ここであらためて、透明感ケアをスタートしましょうよっていう感じですよね、秋の新作に飛びつくのではなく。
美保さん
はい。みなさん、夏のUV&ブライトニングケアと冬の乾燥&エイジング対策にだけポイントを置いて、この移行期間がぽっかり空きがち。ここをうまくケアできている人は“美肌貯金”ができるので、老化を防げて透明感も保てると思います。
十和子さん
透明感というと、メラニンという色のことばかり考えてしまうけど、肌の最表面、角層が潤っていてこそ叶うもの。肌が乾燥していてはよどんでくすんでしまいますよね。
美保さん
はい。角層に水分をどれだけ蓄えられるかが透明感の鍵。十和子さんの肌って、それを体現していて、美しく均一。お会いするたびにパワーアップされていて感動します。生まれ持ったものももちろんおありですが、コツコツ積み重ねた日々のケアの賜物ですよね。
「季節の変わり目に肌ダメージをケアできる人が“美肌貯金”ができる人だと思う」(美保さん)
「透明感の鍵はもとの肌の色ではなく、スキンケアで育てていく角層の潤いです」(十和子さん)
十和子さん
私自身、20代前半で激しい日焼けをした結果、くすみがなかなか抜けず、何年間も悲しい経験をしました。それがお手入れにハマり、美容の世界に入ったきっかけ。
美保さん
透明感からほど遠い存在だった私は、そんな十和子さんに感銘を受けてお手入れを続けてきたら、こうやって透明感の企画で取材していただけるまでになりました。
十和子さん
石井さんのお肌は透明感がマックス。私は美しい肌の人がいらっしゃると、いつもじーっと見てお勉強させていただくのですが、今日は何年分もの学びを得ました!
美保さん
もったいないお言葉! 恐縮すぎます(涙)。でも本当に、角層を潤いで満たすって、言葉にしてみると地味だけど、何よりも大切ですよね。
十和子さん
肌の性質は、とてもパーソナルで明確に分けられるものではないけど、私のように、年間を通して乾燥が気になる人は角層が薄いので、この時季は育てるケアに注力するといいと思います。
美保さん
私は角質が溜まりやすく肌が硬くなりがち。上手にほぐして優しく取り除いていくケアが向いているようです。
十和子さん
肌がレスキュー状態の今、自分に合った方法でコツコツと角層の立て直しをはかってみてくださいね。
【2人の結論】晩夏を制する者が、透明感を制する!
「この1ヵ月のケアが、3年後の透明感まで左右します」(十和子さん)
「一年で一番、透明感ケアにお金も手間も投資するのが晩夏です」(美保さん)
撮影/岩谷優一(vale./人物) ヘアメイク/黒田啓蔵(君島さん) ヘア/Ruri(石井さん) スタイリング/青木宏予 取材・文/楢崎裕美
Edited by 並原 綾
公開日:
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