目次
「毎日塗るのが大変」「塗り直しが面倒」など、日焼け止めのデメリットをくつがえしてくれそうと人気の「飲む日焼け止め」。
今回はマツキヨなどのドラッグストアで市販されているサプリや皮膚科でもらえるものまで、飲む日焼け止めのおすすめ12選をランキング形式で紹介します。
さらに、正しいUVカット効果を得るために知っておきたい飲む日焼け止めの選び方や正しい飲み方、メリット・デメリットまで解説。
後半では、飲む日焼け止めとあわせて飲みたいブライトニングサプリも紹介するので、UV対策の参考にしてください。
【皮膚科医監修】飲む日焼け止めとは? 効果やメリットについて
教えてくれたのは…
ウォブクリニック中目黒総院長
髙瀬聡子先生
皮膚科医。丁寧なカウンセリング、的確な診療に定評があり、全国から受診希望者が来院。多くのメディアでも活躍中。
「飲む日焼け止め」とは、その名の通り飲むことで紫外線対策につながるとされるサプリメントのこと。
飲む日焼け止めといえば、これまでは海外製の「ヘリオケア」が有名でした。
しかし最近では、皮膚科でもらえるものやマツキヨなどのドラックストアでも気軽に購入できる日本製の飲む日焼け止めが増えています。
ウォブクリニック中目黒総院長である皮膚科医の髙瀬聡子先生によれば、飲む日焼け止めの効果は以下の通り。
皮膚科医・髙瀬聡子先生
一般的には、飲む日焼け止めは紫外線を浴びることで発生する活性酸素を抑制して、シミやサンバーン、光老化などを防ぐ効果が期待できます。
従来の塗るタイプの日焼け止めは塗り直しに手間がかかるだけでなく、特有の「塗った感じ」が苦手という方が多く、「飲む日焼け止めを飲むだけでUVケアができるなら便利!」といった声が聞かれます。
紫外線を浴びる前に飲む日焼け止めを飲んでおくことで、活性酸素と戦う力を高めることができ、細胞をダメージから守るメリットがあります。
しかし、飲む日焼け止めを飲むだけでは、十分な紫外線対策にはなりません。
現時点では、飲む日焼け止めには「塗る日焼け止め」の代用として使用できるほどの紫外線カット効果があるとは言い切れないためです。
飲む日焼け止めを服用する際は、必ず塗る日焼け止めを使いましょう。
なお、飲む日焼け止めには抗酸化作用やターンオーバー促進の効果を持つ成分が含まれるものがあります。
そのため、飲む日焼け止めは塗る日焼け止めのサポート役として日常に取り入れることで、ブライトニング効果に繋がるといえるでしょう。
ムラ焼けする、焼けやすいという人はもちろん、肌のため、未来のためにぜひ検討を。
▼【皮膚科医監修】飲む日焼け止めを服用する際のポイントはこちらをチェック
【飲む日焼け止め&ブライトニングサプリ】新作/定番ほぼ全部見せ!〈選び方や飲み方も〉
飲む日焼け止めの選び方
飲む日焼け止めを選ぶ際は、以下3つのポイントで商品を比較すると良いでしょう。
- 抗酸化成分が含まれているか
- ビタミンB郡が含まれているか
- 自分にとって飲みやすいか(薬の形状や飲む頻度)
以下ではそれぞれのポイントについて解説します。
1.抗酸化成分が含まれているか
飲む日焼け止めを選ぶ際には、活性酸素を除去してくれる抗酸化成分が含まれているかどうかを確認しましょう。
活性酸素は紫外線を浴びることで体内に発生し、シミやシワ、たるみなどの老化トラブルを進行させます。
紫外線ダメージに抗うためにはサプリで必要な抗酸化成分を補うことが重要です。
飲む日焼け止めの主成分である「ニュートロックスサン」や「ファーンブロック」には高い抗酸化力が認められています。
そのほか、飲む日焼け止めに配合されている抗酸化成分の例はこちらです。
- ビタミンC
- ビタミンE
- L-システイン
- アスタキサンチン
- リコピン
2.ビタミンB群が含まれているか
飲む日焼け止めを選ぶ際には、肌再生をサポートするビタミンB群が含まれているものを選ぶと良いでしょう。
紫外線を浴びてダメージを受けた肌を正常な状態に戻すためには、ターンオーバーを促し、新陳代謝を高めて、皮膚の再生を助ける必要があります。
そのはたらきを担うのが、ビタミンB群です。
ビタミンB群のなかでも特にビタミンB2は新陳代謝を高め、ビタミンB6は皮膚の再生を助ける効果を持っています。
3.自分にとって飲みやすいか(薬の形状や飲む頻度)
繰り返しになりますが、飲む日焼け止めは、飲むだけで紫外線をブロックするといった効果を持つものではありません。
抗酸化作用や肌再生サポート作用により、紫外線によるダメージを受けた肌を正常へと戻す働きを持つサプリであると考えると、長期にわたり服用を続けることが大切です。
サプリの服用を継続するためには、飲みやすさが重要なポイント。
粒の大きさや形、服用頻度などを考慮し、自分にとって飲みやすく、続けやすい飲む日焼け止めを選びましょう。
飲む日焼け止めのおすすめ人気ランキング5選
VOCEがおすすめする飲む日焼け止めのおすすめ人気ランキング5選はこちら。
- 1位:アムリターラ「ビューティ クリア ブライト」
- 2位:ロート製薬「ヘリオケア ピュアホワイトラディアンス」
- 3位:オルビス「sun period(サン ピリオド)」
- 4位:シンプリス「UVディフェンス プロ」
- 5位:エステプロ・ラボ「インナーコート」
個別の製品ページでは各アイテムの特徴や美容のプロが注目したポイント、VOCEユーザーによる口コミなどを紹介しています。
マツキヨなどのドラッグストアや皮膚科で購入できるものなど、手に入れやすいサプリを集めたため、購入時の比較の参考にしてください。
【1位】アムリターラ「ビューティ クリア ブライト」
人気の飲む日焼け止めが、従来の成分はそのままに、新たに「キャッツクローエキス」など3成分を追加配合してリニューアル。
日差しの強い地域で育った植物を原料とした7つの成分が複合的に働いて、毎日のキレイを守ってくれる。
【2位】ロート製薬「ヘリオケア ピュアホワイトラディアンス」
飲む日焼け止め成分、ファーンブロックに、日本人の肌に合わせた美容成分を配合。美白対策に。
【3位】オルビス「sun period(サン ピリオド)」
一日100mg以上の摂取が理想と言われる「ニュートロックスサン」が、2粒(一回分目安)に250mgも。
補助成分として「ビタミンC」や高い抗酸化作用を持つ「PLエキス」もプラスされ、日差しに負けない美しさを強力サポート。
【4位】シンプリス「UVディフェンス プロ」
「ニュートロックスサン」のほか、天然のカロテノイド「クロセチン」や小ジワ悩みにアプローチする「フィトレチノール」をIN。
今日の紫外線ダメージから肌を守りながら、蓄積した過去のダメージもケアして、透明感あふれる肌へ。
【5位】エステプロ・ラボ「インナーコート」
ドラッグストアでも買える市販の飲む日焼け止めおすすめ人気ランキング3選
マツキヨなどのドラッグストアでも買える人気の飲む日焼け止めおすすめランキング3選はこちらです。
- 1位:ロート製薬「ヘリオホワイト」
- 2位:アスタリスト「サプリメント ホワイトシールド」
- 3位:ファンケル「ホワイトフォース」
個別の製品ページでは各アイテムの特徴や美容のプロが注目したポイント、VOCEユーザーによる口コミなどを紹介していますので、参考にしてください。
【1位】ロート製薬「ヘリオホワイト」
シダ植物から抽出された抗酸化成分「ファーンブロック」に加えて、紫外線による炎症で色素沈着を起こしやすい日本人の肌を考えて「ハトムギエキス」や「ビタミンB2」「ビタミンB6」を配合。
紫外線による赤みや肌荒れが気になる人に◎。
アスタリフトの代名詞的成分「アスタキサンチン」が、メラノサイトの活性化や炎症を抑える“紫外線ケア”と、肌のみずみずしさや弾力を保つ“ハリ・うるおいケア”を同時に叶える。
さらに美容成分をたっぷりプラスし、大人の肌悩みにもしっかり対応。
【3位】ファンケル「ホワイトフォース」
【皮膚科でもらえる】飲む日焼け止めおすすめ人気ランキング4選
皮膚科でもらえる人気の飲む日焼け止めおすすめランキング4選はこちら。
- 1位:ヘリオケア「ウルトラD」
- 2位:TAKAKO スタイル「the Protect&Grow」
- 3位:サンソリット「ユーブロック」
- 4位:カイゲンファーマ「ソルプロホワイト」
以下では各アイテムの特徴や美容のプロが注目したポイント、VOCEユーザーによる口コミなどを個別製品ページにて紹介しているので、購入時の比較の参考にしてください。
【1位】ヘリオケア「ウルトラD」
【2位】TAKAKO スタイル「the Protect&Grow」
松倉クリニック代官山院長の貴子先生が監修。
ブライトニング、抗酸化、エイジングケア、ターンオーバーの促進など、美肌をサポートする成分を贅沢かつバランスよく配合して、透明感UPとうるおいキープを目指す。
【3位】サンソリット「ユーブロック」
紫外線ダメージをケアする成分だけでなく、ビタミンや保湿成分などの美容に欠かせない成分もしっかり盛り込んだサプリメント。
1粒のカプセルで一日中効果が続き、飲み直しの手間がいらないのも嬉しいポイント。
【4位】カイゲンファーマ「ソルプロホワイト」
黄ぐすみの原因、抗糖化対策のサプリですが、新たに抗酸化作用も追加。日焼け止め予防も期待できます。
飲む日焼け止めの正しい飲み方
飲む日焼け止めは、次のポイントを押さえて正しく服用しましょう。
- 外出の30分前に飲む
- 4時間以上、外出する時は追加で飲む
- 必ず塗るタイプの日焼け止めと併用する
- 別の薬やピルを服用している場合は医師に相談する
皮膚科医の髙瀬聡子先生によれば、飲む日焼け止めは飲んですぐに効果が出るものではないため、紫外線に晒される30分前までに服用するのがポイント。
一般に効果が持続するのは4〜6時間ほどとされているため、4時間以上にわたり紫外線を浴びる日には、外出先でも飲み直すことをおすすめします。
また前述の通り、飲む日焼け止めを服用する際は、塗るタイプの日焼け止めと併用することが原則です。
なお飲む日焼け止めのほかに薬やピルを服用している場合、併用NGのものもあるため、必ず医師に相談してください。
▼美容家・水井真理子さん監修「日焼け対策力診断」はこちら
【日焼け対策力診断】あなたの日焼け対策の常識はあってる!?UV対策の正解を教えます!|VOCE(ヴォーチェ)
飲む日焼け止めのデメリットと注意点
飲む日焼け止めを服用するうえでは、必ず次のデメリットと注意点を踏まえましょう。
- 単独での使用はUVカット効果がない
- コストがかさむ
- 海外製は日本人に合わないことがある
以下で詳しく解説します。
単独での使用はUVカット効果がない
飲む日焼け止めは飲むだけで紫外線をブロックしてくれるわけではないため、単独の使用では十分なUVカット効果を得ることができません。
繰り返しになりますが、日焼け対策には、飲む日焼け止めと塗る日焼け止めとの併用が欠かせないのです。
単独での日焼け対策が難しいとなると、日焼け止めサプリを服用する意味がないと考えるかもしれません。
しかし、併用することで塗る日焼け止めで紫外線をブロックしながら、飲む日焼け止めで肌状態を正常に近づけるというダブルの対策が叶うため、より美しい素肌を目指したい方は一度試してみても良いかもしれません。
コストがかさむ
飲む日焼け止めに紫外線防止効果が望めないとなると、塗るタイプの日焼け止めとの併用が必要になります。
つまり、両方を購入することが求められるため、追加で費用がかかります。
また、飲む日焼け止めは、ある程度の期間服用を継続してこそ効果を実感できるものです。
短期間での効果は期待できず、長期にわたって服用を続けなければならないため、どうしてもコストがかさみます。
お金を無駄にしないためにも、費用対効果を考えて購入を検討すると良いでしょう。
海外製は日本人に合わないことがある
海外で開発されたサプリは、外国人の体質を前提につくられているものがほとんどで、日本人の体質には合わないケースがあります。
飲む日焼け止めには、国内メーカーによるものも登場していますが、まだまだ海外製のものが多いのが現状です。
また、飲む日焼け止めの副作用として白髪が増えるとの指摘が一部であるようです。
これには因果関係や医学的根拠があるものではなく、飲む日焼け止めに副作用は少ないと考えられます。
とはいえ、アレルギーなどのリスクはあるので注意は必要です。
飲む日焼け止めとあわせて飲みたいブライトニングサプリ2選
皮膚科医・髙瀬聡子先生は、飲む日焼け止めとあわせてブライトニングサプリの飲用もすすめています。
皮膚科医・髙瀬聡子先生
ブライトニングサプリは活性酸素を抑える他に、メラニンの代謝・排出の促進、抗糖化、保湿などの美容効果が期待できるものも多く、複合的な美肌サプリとして取り入れるのもおすすめです。
VOCEおすすめのブライトニングサプリは次の2つです。
個別の製品ページでは各アイテムの特徴や美容のプロが注目したポイント、VOCEユーザーによる口コミなどを紹介していますので、参考にしてください。
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「あれ?まだ、コスデコでインナーケアは出してなかった?とつい思ってしまったくらい。期待度の高い美白効果もさることながら、深い眠りも期待できる。睡眠が肌に与える効果は言わずもがな。飲まない理由が見当たらない」
▼その他のブライトニングサプリはこちらをチェック!
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まとめ
飲む日焼け止めは「日焼け止め」という表現から紫外線をブロックするものと考えられがちな、塗る日焼け止めのように紫外線を防ぐ効果はありません。
抗酸化作用や新陳代謝促進作用などを通して、紫外線による肌へのダメージを和らげ、肌再生のサポートを行うのが、飲む日焼け止めの本来の効果です。
飲む日焼け止め単体に頼りきるのではなく、塗る日焼け止めと併用することで、ダブルの日焼け対策が実現できます。
配合成分や飲みやすさなどをチェックして、自分に合った飲む日焼け止めを試してみてはいかがでしょうか。
取材・文/岡田幸子
Edited by VOCE編集部
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