『悪童』になりたくてこの世界に入る奴はいません
――テレビ、特に『ラヴィット!』を見ていると、山添さんは、人を煙に巻くようなキャラクターみたいになってきてますね。
山添「もともと、『こうしてやろう』という意図はなくて、その場その場でやっていったら、そんな感じになったんです。なぜか僕は『悪童』と呼ばれるようになってしまったんですけど、『悪童』になりたくてこの世界に入る奴はいませんからね。僕が番組の流れに沿って、今、一番面白いことはなんだろうと思って出した答えが、あとから振り返ってみたら『悪童』のようだったなという。だから、自覚はないんです」
――そういう『悪童』っぽいキャラクターみたいなものは、自分の中にあったんですか?
山添「いや、そんなこともないと思いますけどね。人を傷つけたくて、傷つけようとする人間なんていないじゃないですか。とはいえ、仲のいいグループとかでは、嫌味みたいなものも言いますし、ここまでなら笑い合えるみたいな関係性ってありますよね。そういうことを共有できる友達って大事だと思って生きてはきましたね。そういうことが多分、ラジオにもつながってるだろうし。『ラヴィット!』でも、番組を見てる皆さんとの関係性やったら、きっとこういうことを言っても大丈夫だろうと思ってる部分はあるんですけど、ほかの朝の番組見てた人からすると、『なんて失礼な奴や』とか『なんと場をかき乱す奴なんや』と思う方もいると思います」
――ただ、山添さんが言ったことって、ちゃんと冗談だと受け止められて、いい具合にスルーされている感じもありますね。
山添「確かに、優しい人が思ったより多いなって、僕もそう思います。でもやっぱり、SNSにはいろいろ言ってこられる方はいますよ。僕自身はスルーしてますけどね。以前は、『こんなにも人を不快にさせた僕の愚行は、TVerで確認できますし、それを見た際には、きつく僕に当たっていただければ嬉しいです。このようなことを二度と起こさせないためにも、ぜひTVerで確認して、僕に叱咤激励をお願いします』って返してましたけどね(笑)。しかも、そんなふうに言いながらも、また僕は同じようなことをするじゃないですか。そうなると、だんだん皆さんも『もう、ええわ』とか『これはあかんわ』ってなってきて(笑)」
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