ワントーンコーデで老けるか否かは素肌の鮮度次第!
教えてくれたのは…
ファッションプロデュ ーサー
UEMATSU KOJI
VOCE読者にとっては“ファッション×美容”のご意見番!
今月のおブス
ワントーン老けおブス
約2年間、アラサー女子のファッション&ビューティを救ってきた本連載も
とうとう最終回。最後までアラサーの陥りやすいミスを指摘し、世直し!
植松:最近、多くない? 全身ベージュのワントーンガール。
編集M:確かに多いですね。今日、私の後輩もワントーンコーデでした。
植松:そう、若い子はいいのよ。きちんと見えて大人っぽくなるから、たたずまい的に信用度が増すじゃない。だからすごくいい!
編集M:なるほど! じゃあ、私も早速……。
植松:ストーーップ。それはフレッシュな20代前半までの話で、アラサーとなると問題よ。7歳は老けて見えるから、もはやアラフォーね。
編集M:えええっ、それは困ります(涙)。
植松:ワントーンコーデはきちんとエレガントに見えるっていうメリットはあるんだけど、もともとは礼服のセオリーだから遊びがない。大人が着ると妙な貫禄というか、図太さみたいなのが出ちゃう。よくいえば“強さ”だけど、まぁ“したたかさ”ね。スーパークイックに出世を狙うならいいけど(笑)。これは、黒以外、ネイビーでもグレーでも何色でも一緒!
編集M:つまり、ワントーンコーデは黒以外、避けたほうがいいってことですね。
植松:そう、アラサー以上には危険よ。むやみやたらと手を出すと、大火傷するわよ。
編集M:回避策をお願いします。
植松:まず、小物に一色添えて、バイカラーにしましょっ。靴やバッグまでベージュ系で揃えてしまうと、旧華族のような“やんごとなき感”は出るけど、大先輩感も増してしまうから。
編集M:何色がオススメですか?
植松:オススメは白ね。ベージュ×白だとおしゃれなセレブっぽくなるわよ。かっこいい系を狙うなら黒。で、小物はメタル。ゴールドならゴージャス、シルバーならクールな印象をプラスできるわ。
編集M:今、私の脳内で救われました。
植松:そしてね、何より大切なのが肌印象なの。ワントーンでピチピチならまだいいけど、くすんでたり、お疲れ感があると、「おばさんなのか?」ってなる。若々しくてハリのある肌でいたいところ。
編集M:ファンデやハイライトでツヤを足せばいいですかね?
植松:このコーデで、人工的にツヤッツヤにしてしまうと、かえって若づくり感が出てしまって、逆効果。かといって、マットに仕上げると、もちろん老ける。
編集M:となると、素肌からピチピチになる必要がある?
植松:正解! 優秀なスキンケアで磨き上げて、素肌自体をフレッシュに、ね。ちょっと値は張るけど、エイジングケア系を取り入れて、ハリを出すのがオススメ。プリッとしてツヤも出るわよ。
編集M:今日から真面目にケアします!
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撮影/伊藤泰寛 ヘアメイク/高橋亜希 スタイリング/曽我部将人 イラスト/黒猫まな子 取材・文/楢﨑裕美
Edited by 松本 薫
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