この冬行きたい! 心も体もととのう! 最高のサウナ
この人に聞きました!
日本サウナ学会代表理事
加藤容崇先生
サウナとウエルネスとの関係を研究、発信しているサウナドクターとして有名。著書に『医者が教えるサウナの教科書』(ダイヤモンド社)がある。
冬こそサウナに行くべき3つの理由
【1】代謝が上がって冬太り解消
脂肪燃焼の鍵を握る、甲状腺ホルモン。サウナにはこの分泌を促す効果があり、脂肪を燃やしやすい体になることができる。これは最近流行りの16時間断食と同等の効果で、断食が16時間必要なのに対し、サウナならばたった20〜30分でOK。ちなみに、入る前、入っている途中に糖分を摂取すると甲状腺ホルモンが出なくなるので注意。
【2】HSP(ヒートショックプロテイン)が活性化しツルツル美肌になれる
サウナで汗をかいたり血行が促進されることで新陳代謝が活発になり、肌の調子が整う。さらに、顔に熱刺激を受けることで、HSPというタンパク質が活性化。このHSPには紫外線などによって受けたダメージを修復する働きがあるため、美肌効果がアップ。血管内酸素濃度が上昇するので肌色がよくなり、毛細血管密度が上がることで赤ちゃんのような肌状態に。
【3】免疫力がアップして風邪を引きにくい
【2】でも解説したサウナの熱刺激によって活性化されるHSP。このHSPは細胞が受けたダメージの修復機能を持つため、免疫細胞が修復・活性化され免疫力がアップ。風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなり、いつでも最高のパフォーマンスができる体に。
正しいサウナの入り方をおさらい
まずは……サウナ
◆6分~12分
体や髪を洗ってから入室。全身を均等に温めるため体育座りかあぐらの姿勢で過ごすのが◎。普通に話せる軽い運動と同程度の心拍数になったらサウナ室を出よう。
\背中の真ん中まで温まるを目指して/
▼
次に……水風呂
◆20秒~1分
ぬるい水のシャワーで汗を流し、大きく息を吸い、吐きながらIN。水風呂内では動き回らずじっとしていると、羽衣(はごろも)と呼ばれる膜のようなものができ、冷たさをやわらげてくれる。
\肩までしっかり浸かること!/
▼
最後は……外気浴
◆5分~10分
気化熱で体を冷やさないように水分をタオルで拭き取ってからGO。椅子に座るか、可能なら横になって過ごします。5〜10分経過して足の先端が少し冷えたら終了のサイン。
\憧れの“ととのう”はこのタイミング!/
次ページ
関東の極上サウナ8選
- 1
- 2