一人で過ごすより家族や友達とわいわいする時間に幸せを感じる圭さんにとってソロキャンプのハードルの高さはかなりのもの。果たして、楽しめたのでしょうか?
キャンプの魅力を大事な人とシェアできたら最高に幸せ
初めてのソロキャンプは、ものすごく贅沢な時間でした。空気がおいしい高原にテントを張ってまったりする時間に癒やされたし、自分でコーヒーを淹れて飲んだり、アヒージョを作って食べたときの味も格別。ハマる人がたくさんいるのも納得できました。でもやっぱり僕にはレベルが高かった! 道具を揃えるのは楽しそうなんだけど、ご存知でした? キャンプ用品って驚くほどコンパクトに収納できる設計だから、テントを張るためにセットを広げるのも、たたんで収納するのもかなりの労力がいるんですよ。今回はスタッフさんの協力があったからこそできたけど、これを一人でやり遂げるのは至難のワザ……。
それと、東京生まれ、東京育ちの僕は静けさよりがやがやとした雑音のある環境に慣れているから、しーんとした大自然の中で過ごすとそわそわしてしまうところがあって。仕事で台本を読むときでさえ雑音があるところのほうが落ち着くタイプなので、若干そわそわしてしまいました。都会の喧騒から離れたこんなときこそ自分自身と対話したり、そんなことすらせずぼーっとするべきなのかもしれないけど、「ソロキャンプってひとりぼっちで暇だな……友達とみんなで来たらすごく楽しいだろうな」という結論に至ってしまったのが本音。今回のロケで多少なりともテントの張り方や火のおこし方はマスターできたから、誰かと一緒に行ったとき、それなりの即戦力になれるはずです。
そうそう、写真にはないけど、この後、日が沈んでから寝転がって眺めた夜空が素晴らしくて。満天の星に感動。このときばかりは一人が寂しいことなんか忘れて見入ってしまいました。流れ星を見つけたから、お願い事もしたよ。何をお願いしたかって……? それは秘密です。
「おいしいコーヒーの淹れ方は、この連載でマスター済みだよ」
「丁寧にハンドドリップ……この香ばしい香り、いいよね」
「キレイな空気の中で飲むと、味わいも格別になるよね」
「薪をくべて火をおこします。この後はお待ちかねのBBQ」
「ここはやっぱりお肉でしょ。ジューシーに焼き上がったよ」
「直火で熱したアヒージョをはふはふするの、たまんない」
【PROFILE】
たなか・けい 1984年7月10日生まれ。東京都出身。俳優として幅広く活躍するほか、バラエティ番組にも出演。日本テレビ系にて水曜22時から放送中の『リバーサルオーケストラ』、2月3日より配信スタートのAmazon Originalドラマ『A2Z』に出演。
【INFORMATION】
今回行ったのは……
斑尾バカンスビレッジ
手ぶらでBBQなどが楽しめる貸別荘施設。共有テラスで振る舞われる軽食も絶品。2月3月限定で学生割引もあり。
住所:新潟県妙高市樽本斑尾1101-126 Chamoinix
電話:0269・67・0215
https://madarao15.jp
撮影/川崎一貴(MOUSTACHE) ヘアメイク/岩根あやの スタイリング/伊里瑞稀 コーディネート/清水美佐 撮影協力/ナチュラルアンカーズ 取材・文/石橋里奈
Edited by 松本 薫
公開日: