教えてくれたのは…
トータルビューティアドバイザー
水井真理子さん
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15年以上のキャリアを誇るエステティシャン。多くの肌に触れてきた経験から得た知識でトラブルの原因を的確に分析し、最速で結果を出す改善策を提案する美容家として多くの雑誌で活躍する。美を彷徨う誰もを笑顔にしたいという熱い想いで新たなメソッドを研究し続ける、ビューティの伝道師。
水井式洗顔全プロセス
◆自分で泡立てるタイプの洗顔料を用意
水井さん
肌を守るクッションになる理想的な泡質という意味ではペースト状の洗顔料をしっかり泡立てるのがベスト。洗顔ネットを濡らし、水を切ってから泡立てるのもポイントです!
\指の第一関節くらいの長さを使って!/
水井さん
クレンジング剤を残さないためにも、【W洗顔を】
こっくり系のクレンジング剤を使ったときやオイルタイプの乳化がうまくできないと肌に残ってしまいがち。また朝は、前の日にたっぷり塗ったスキンケアを落とすためにも、肌に負担を感じなければ、毎日洗顔を。
1.洗顔ネットを使って濃密な泡をつくる
簡単に上質な泡をつくるなら洗顔ネットの使用がおすすめ。手に取った洗顔料を水をよく切った洗顔ネットに揉み込む。少量の水を少しずつ加えながら、角が立つほどの固さに泡立てる。
\ピンポン玉2つ分くらいの大きさ/
2.“大きなTゾーン”に泡を置き、額から洗う
【ここからすすぎまで40秒で】
額と鼻、あごに泡をのせ、額は指全面で泡を運ぶようにゆっくり円を描きながらこめかみまで磨く。鼻と鼻筋の両脇は指を縦に動かし洗って。あごは指の腹側を使い、くるくると。
3.肌に少し触れるくらいの圧で全顔をふわふわっと洗う
親指以外の4本指で顔を包み込むように当て、顔の中心から外側に向かってゆっくりと泡を運ぶように移動。肌にほんのり触れるくらいの力加減で泡と一緒に汚れを運んでいく。
泡をモフモフするだけだと落としきれません!
洗顔をするとき、手で泡を運びながら肌の表面で転がすように汚れを絡め取るイメージが大切。肌に手が触れないように表面の泡をのせているだけの洗浄時とは、仕上がりに大差が!
4. 33~35℃のお湯を手ですくい上部からすすぐ
顔は上部からすすぐのが正解。すくったお湯を手に溜めた“手おけ”に各パーツをつけるようなイメージですすぎます。同様に、小鼻や目頭などの細部は指先で極小のおけをつくり、すすぐと◎。
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5.最後は柔らかいタオルで水分を吸わせるだけ
肌を擦るようにタオルで拭くのはNG。肌を守るバリアを壊し、潤いが守れなくなるだけでなく、ニキビやエイジングサインなど、肌トラブルにつながります。タオルでポンポンと優しく押さえて。
Q.ティッシュやペーパーで拭かなくていいの?
美肌を目指すなら雑菌は避けたいところ。ですが、必ずしも使い捨てのペーパー類に頼る必要はありません。タオルを毎回洗えば、十分! 洗わずに繰り返し使っているタオルは雑菌の温床になっている可能性があるので注意を。
\FINISH!/
優しく洗えた肌は、洗顔後すぐでも乾きません
洗顔後に乾いて、すぐに保湿しなくては!と慌てる状態は、手の力が強い、時間をかけすぎている、洗浄力が合っていないなど、クレンジング&洗顔が正しくできていないサイン。水井式をマスターして、洗う前よりずっと柔らかく、フカフカとした肌に出合って。
撮影/藤井マルセル(t.cube/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/田中宏典 モデル/新野尾七奈 取材・文/金子優子
Edited by 佐藤 水梨
公開日:
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