“破天荒ギャル”からのシフトチェンジがうまくいきました
──TVデビュー時はいわゆる“ギャル枠”のポジションとして登場したみちょぱさんですが、いまではあらゆる番組に引っ張りだこですね。TVのお仕事は最初からぴったりハマったんでですか?
「もともとTVに出たい人ではなかったんです。当時は私の周りだと(藤田)ニコルや旦那(大倉士門)が出ていて、その姿を見て『大変そうだな〜』『面倒くさそうだな〜』って(笑)。呼ばれたら行くぐらいの気軽な感じでした。今は仕事したなと達成感を味わえますけど、当時はそういうのもわかってないですし、ただ普通に質問に答えるだけ。変なことも言わず、とりあえずもらった仕事をひたすら頑張る感じでしたね」
──いつ頃から本格的にTVの仕事をしようと思ったんですか?
「いつだろう、まわりから期待され始めてからかな? それこそ、最初は私のことを『またギャルの新しい子が出てきたな』ぐらいの目でみなさん見ていたと思うし、私も『ギャルですいません』と萎縮した気持ちだったんです。けれど、出演回数も重ねるごとに、共演した芸人さんがたまに褒めてくれるようになって。段々と自分の役割がわかるようになってからは、責任感みたいな大げさなものではないですが、TVの仕事にやりがいを感じ始めましたね」
──当初は、みちょぱさんに対して“破天荒なギャル”が求められていたのかなと思いますが、実際のイメージと違う部分に悩むことはありましたか?
「シフトチェンジがうまいこといったなと(笑)。最初はわりと強めのコメントも言っていましたけど、途中でコンプライアンスが叫ばれる時代になったので、そこまで激しいことも求められなくなってきて。タイミングよく時代と合ったというのも大きいと思います。あと、わりと最初から私はみんながイメージするようなギャルではないと言うのは伝えていました。できる・できないははっきり言う。責任感はありますけど、自分の役割でないと思うことは無理してやらなかったです」
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「脇役」が一番合っていると思う理由