自分メインの仕事が苦手。「脇役」が私には一番合っている
──自分の役割に忠実だったんですね。とはいえ、出始めはキャラも確立されていないですし、何でもやってくれる子が重宝される一面もあると思いますが、断ることで仕事がなくなるみたいな不安はなかったですか?
「まったくなかったですね。それならそれで仕方ないかなって。私、じつはNGがものすごくあるタイプなんです(笑)。演技も、すっぴんもNGです。出す意味がよくわからないし、メイクしている自分が好きなんだけど、って思っちゃう(笑)。あと、お化けも駄目ですし、虫系、鳥もダメ。今はさすがにないけど、ギャルっぽい感じのコメントやギャル語を求められても、その場でムリですと伝えていました。こういったNG項目は他の人が絶対に向いているだろうから、自分が得意な部分で発揮すればいいのかなって」
──得意なことを活かした結果、今様々なバラエティ番組に出演されていますね。手応えを感じるのはどういうときですか?
「自分がメインの仕事が苦手で……。私、そんなに話のネタがないんですよ。恋愛の話も結婚したいまならできますけど、一時期は元彼が増えることもなく話もし尽くしたぞ、みたいな。そういうのもあり、私一人では番組を背負えないから嫌なんです。それよりは、メインのゲストの方がいて、その後ろでコメントに対して質問したり、ツッコんだりする、いわゆる裏回しではないですけど『脇役』が一番私的にはあっているなと思います」
──ツッコミや質問力が的確なんでしょうね。だからこそ、多くの芸人さんがみちょぱさんの仕事ぶりを絶賛するのだと思います。
「『フリがわかってる』と言っていただいたことはありますね。でも、私もあまりわからないんですよ、なんでこんなに褒めてもらえるんだろうって。褒められても私的にはそこまで? みたいな感覚で、キャリアの長い芸人さんに認めてもらうような仕事してないよって思っちゃう」
──自然体で、よく周りを見ているから自然と求められることに反応できているんですね。いつか、MCをやりたいと思うことは?
「んーMCは難しいなって思います。みんなの中ですきを見つけて聞くのは得意なんですけど、軸となって回すのは苦手。そこはもうセカンドポジションがありがたい。脇役サイコーです!」
\池田美優さんのアンニュイ美ショット大放出!/
次ページ
芸能界で自由に楽しく生き残る秘訣