美容成分ガイド

【ビタミンC・レチノールなど】成分から選ぶ本気の透明感ケア

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【ビタミンC・レチノールなど】成分から選ぶ本気の透明感ケア

暑さも和らぎ、過ごしやすい季節が到来。ここで力を入れたいのが、“秋”という季節を意識したブライトニングケア。成分を主役に考えたブライトニングメソッドをお届け。

成分ありきの「本気の秋美白」

教えてくれたのは…
小林智子先生

美容皮膚科医

小林智子先生

豊富な知識を持つ医師目線で、効率よく、結果を出すための正しい美容法を提案。美容成分の活用法や悩み別の効かせ方についてYouTube等のSNSで発信し、高い支持を得ている。

夏の間にたっぷりと浴びた紫外線の影響で、シミやくすみ、肝斑などさまざまなトラブルが徐々に現れ始める秋。同時に、日照時間が少なくなり、降り注ぐ紫外線の量が減って、“攻め”のケアを始めやすい時季でもあります。

たとえばレチノールやピーリング成分など、多少の刺激を感じやすい成分は秋からのケアに取り入れるのがおすすめです。もちろん、メラニンの排出を促すような成分も有効なので、ぜひ積極的に美白成分が入ったコスメを活用して。効率よく美白ケアをするためには、やはり成分の特性を知り、目的に従ってケアに取り入れることが重要です。コスメを購入する前に配合されている成分をチェックし、自分の悩みに合った成分を多く配合しているものを選ぶようにしましょう。

ただ、少しでも早く結果を出したいからと、4つも5つも美白成分を重ねて使用するのはあまりおすすめできません。アイテム数が増えるほど防腐剤や界面活性剤の肌にのる量が増え、逆に肌トラブルを招くこともあるからです。また、秋の美白ケアにおいて大事なのは保湿ケアを同時にすること。くすみの原因は、メラニンだけでなく、乾燥による水分量の低下だった、ということもあります。保湿ケアを行うことで、効率よく美白成分を効かせることも可能になってくるので、ぜひ意識して。

まとめると、悩み別に相性のいい成分を見極め、それらを組み合わせつつ、保湿などを丁寧に行えば最短ルートで効かせることができます。そんな効率のいい美白ケアを叶えましょう!

秋こそ成分を利用したアクティブな美白の始めどき!

\成分ありきの美白ケア/

【STEP1】美白成分をチェックしよう

美白成分をチェックしよう【ナイアシンアミド】【コウジ酸】

まずは、コスメの箱に記載されている成分表示やメーカーのホームページをチェックし、メインで配合されている成分がなにかを確認。

\成分ありきの美白ケア/

【STEP2】悩みに合わせて成分を選ぼう

悩みに合わせて成分を選ぼう

解決したいトラブルから目的に合う美容成分を逆引き。悩み別おすすめの成分は、美白成分一覧を参考に。まずは1種類を試すところから。

\成分ありきの美白ケア/

【STEP3】上級編 組み合わせて相乗効果を狙おう

組み合わせて相乗効果を狙おう

肌が慣れてきたら、相性のいい成分同士を組み合わせたアドバンスなケアを。相乗効果で、より確かな手応えを実感できるはず!

【効率重視で美白ケアをしたい人におすすめ!】相性◎な美白成分一覧

シミ・肝斑にはレチノールコウジ酸

レチノールとコウジ酸

過剰なメラニンの生成をストップさせる働きのあるコウジ酸。それに、メラニンの排出機能を持つレチノールを組み合わせることで、シミの改善がグッと早まる。肝斑の人は、さらにトラネキサム酸配合のアイテムをプラスするのもおすすめ。

色ムラ・赤みにはアゼライン酸ビタミンC

アゼライン酸とビタミンC

炎症を鎮め、赤みを改善する効果が期待できるのは、アゼライン酸とビタミンC。どちらもメラニンの生成を抑制する効果があるので、炎症を抑えつつ美白ケアにもなる。皮脂分泌抑制などの作用もあり、ニキビが気になるという人にも。

くすみにはコウジ酸ナイアシンアミド

コウジ酸とナイアシンアミド

乾燥が由来となっているくすみに対しては、保湿力が高いナイアシンアミドを。また、糖化による黄ぐすみに効果があるといわれているコウジ酸を併用することで、顔全体のどんより感が払拭され、クリアな印象を叶えることができる。

炎症にはグリチルリチン酸orアラントイントラネキサム酸

グリチルリチン酸orアラントインとトラネキサム酸

日焼け後の炎症には、高い抗炎症効果が認められているトラネキサム酸をチョイス。アラントイン、グリチルリチン酸ジカリウムなど、敏感肌向けコスメにも多く配合される成分を組み合わせて、集中的に炎症ケアを行うとさらに効率がよい。

\人気の美容成分を一気見!/

撮影/nara(vale./人物)、伊藤泰寛(静物) イラスト/green K 取材・文・構成/河津美咲

Edited by VOCE編集部

公開日:

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