祭り案内人
岡部美代治さん
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ビューティサイエンティスト。化粧品の基礎から製品化までを研究してきた経験をもとに、スキンケアを中心とした美容全般を解りやすく解説し、正しい美容情報を発信している。
アラサーからの予防で目指せ、たるまない肌!
「ハリケアの傾向としては、今や抗炎症は当たり前。また老化細胞に照準を合わせたもの、表皮や角層に注目したものなどさまざまです」と岡部さん。
多すぎて、どう選んだらいいかわからないという悩みには、「本格的なたるみが出ていない30代がすべきことは、一にも二にも予防。症状が出る前こそ、化粧品がいちばん効果的に働くのですから。サンプルで試して、『ハリが出た感じがする』使用感の製品を使い続ければ、必ず効くはず!」
ハリを取り戻す秋、おさえるべきトレンド7
1. 【今年は抗炎症】祭り
肌内部の微弱炎症を抑えるアプローチは、多くのコスメが搭載するもはや標準装備。そんな抗炎症ケアに、今季新成分でチャレンジするコスメが続々登場。再びトレンドに。
2. 【角層と表皮を守れ】祭り
「たるみをなくすには肌の奥をケアしないと」と思う人が多いけど、角層や表皮も肌を支える大事な部分。肌表面に近いから、お手入れするとすぐ結果が出るのも幸せ!
3. 【真皮から予防せよ】祭り
なんだかんだ言っても、たるませないためには真皮のケアはキモ。真皮の線維をつくる働きをサポートしたり、立毛筋にまで働きかけたり、バリエーションもますます豊富。
4. 【恐ろし老化細胞】祭り
老化細胞を除去or作らせないケアは、エイジングケアの最先端。高機能ケアを中心に、「老化細胞がまわりに与える悪影響を防ぐ」という考え方が取り入れられている。
5. 【全方位ビタミンC】祭り
成分解説ライブが大流行りの今、ビタミンCが再ブームの兆し。昔から使われていて安心、安全、しかもマルチな効果感。レチノールなど他の成分との組み合わせも話題だ。
6. 【肌と心をつなげ】祭り
「関係ありそう」と感覚的にはわかっていた、心と肌のつながりの研究が進み、スキンケアにも応用されるように。脳やホルモンといった神秘の世界の扉が開かれる!?
7. 【結局目元を守れ】祭り
エイジングサインが出やすく、他人の目に留まりやすいパーツ、目まわり。だからこそアイケア。本格的なたるみに突入する前、アラサーからのお手入れが将来の目元を決める!
【今年は抗炎症】祭り
「肌の中で起こる慢性的な弱い炎症は、老化の引き金となるから抑えるべし」という考え方は、エイジングケアの基本。
今年はその抗炎症ケアに新たなスタンスで挑むブランドが目立つ。
「30代で肝心なのは、炎症を防いで、エイジングしにくい肌を育てること。また抗炎症と保湿はセットで行って」(岡部さん)
◆エイジングケアの土台は抗炎症にあり!
撮影/新垣隆太 イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文/入江信子
Edited by 新井 美穂子
公開日:
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