「ダメ習慣、やめます」宣言!

【猫背・巻き肩】の「姿勢&歩き方改善ストレッチ」を解説!

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ふとお店のウィンドウを見たときに、そこに映った自分の悪い姿勢と残念な歩き方に愕然とした経験はありませんか? 猫背や反り腰などいつもの姿勢が悪いと歩き姿勢が崩れる原因になるし、周囲には“疲れている人”という印象を与えがち。そこで、今すぐできる姿勢改善法やストレッチをプロのウォーキング講師に教えてもらいました! 今回は特に猫背・巻き肩の人のための改善法を紹介します。

目次

教えてくれたのは…
今村大祐さん

プロウォーキング講師

今村大祐さん

一般社団法人プロフェッショナルウォーキング協会代表理事。国内外のファッションショーのウォーキングディレクターや演出を担当。多くのモデルにウォーキング法を指導している。近著に『毎日の「歩き方」を変えるだけで、みるみる痩せる! 歩トレ』(インプレス)がある。

あなたは「猫背」「反り腰」どっち? それぞれ歩き方のクセが違う!

今村大祐さん
今村大祐さん

日本人の約9割は正しい姿勢やキレイな歩き方ができていません。また、そのうち84%の人は姿勢が良くないことに気づいていて、改善したいと思っています。でも、昔からのクセや座りっぱなしの生活、スマホをのぞき込む時間が長いなどの生活習慣によって猫背や巻き肩が常態化して、立っても歩いても悪い姿勢のまま生活しています。特に猫背姿勢は“疲れている人”という、ネガティブな印象を与えがちです。
悪い姿勢には大きく分けて2つの傾向があります。それが「猫背」と「反り腰」。歩き姿勢はそのどちらかによって左右されるので、鏡を見てどちらのタイプかを確認してから、自分に合った改善法にトライしてみましょう。


猫背さんはこんな特徴が!

1.骨盤が後ろに傾いている
2.背中が丸まりがち
3.お腹が前に出やすい

今村大祐さん
今村大祐さん

猫背はデスクワークやスマホを長時間見ている人に多い姿勢です。パソコンやスマホ画面をのぞき込むと、顔が前に出て、背中は丸まります。骨盤は後ろに倒れてお尻は垂れ、お腹の力が抜けてぽっこりと前に出ているのが特徴です。重心が後ろ側で、小さな歩幅でかかとをすって歩くので、靴のかかと部分が減っています。また、猫背は肩甲骨が開いて、肩が前に出た巻き肩になりやすい傾向に。


猫背さんの歩き姿勢

猫背さんはこんな印象を持たれがち!

今村大祐さん
今村大祐さん

背中を丸めて狭い歩幅でトボトボと歩くので、「疲れていそう」「内気そう」「やる気がなさそう」「ボーッとしていそうなどというマイナスな印象を持たれがちです。また、足を運ぶときに体がゆらゆらと横に揺れる人(重心のバランスが横振れしてしまう人)は優柔不断そうにも見えてしまいます。


反り腰さんはこんな特徴が!

1.骨盤が前に傾いている
2.胸が前に出がち
3.背骨が反り返っている

今村大祐さん
今村大祐さん

背骨のカーブが大きく湾曲した反り腰さんは、体幹の筋肉が弱く、骨盤が前に傾いて重心が前になるため、靴底のつま先あたりが減っています。また、歩いているときに膝が曲がり、胸を前に突き出しがちです。
ストレートネックが多いのも特徴のひとつ。膝下だけがO脚のXO脚が多く、内またの人がほとんどで、太ももやふくらはぎが横に張っています。歩くときにはお尻が突き出し、膝は曲がり、腕が前に出て、歩幅が広がりにくい傾向が。


反り腰さんの歩き姿勢

反り腰さんはこんな印象を持たれがち!

今村大祐さん
今村大祐さん

胸とお尻を突き出して歩く反り腰さんは「感情の起伏が激しい」「気性が荒い」印象に見えてしまいます。ペタペタと速足で歩くので「せっかち」な印象にも。


反り腰の「歩き姿勢改善法」はこちらをチェック!

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猫背のための「姿勢改善ストレッチ」

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