診断

【冷え性の原因】をセルフ診断。冷え=温めはNG!タイプ別の冷え性の養生法を徹底解説

公開日:

【冷え性の原因】をセルフ診断。冷え=温めはNG!タイプ別の冷え性の養生法を徹底解説

「冷えは万病のもと」といわれるように、たかが冷え性と思って放置すると体の不調だけでなく“老け”につながってしまう。まずは冷えの原因をセルフチェック! 冷え性改善にはとにかく温めればよいわけでなく、原因に合わせた養生が大切。タイプに合わせた養生法を知って今年の冬こそ冷えを卒業しよう。

目次

教えてくれたのは…
櫻井大典さん

漢方コンサルタント

櫻井大典さん

国際中医相談員。アメリカ・カリフォルニア州立大学で心理学や代替医療を学び、帰国後、イスクラ中医薬研修塾で中医学を学ぶ。漢方相談処「成城漢方たまり」では年間5000件以上のカウンセリングをこなし、さまざまな人の体質に合わせた養生法をアドバイスしている。近著に「やる気1%から始める やせる養生」。実践しやすい養生法を発信しているXのフォロワーは18.1万人。
公式HP:yurukampo.jp
X:@PandaKanpo

まずは冷え性の原因をセルフ診断!

冷えを放置すると老ける?

冷えを放置すると老ける?
櫻井さん
櫻井さん

たかが冷え性と思って侮ると、老化につながってしまいます。中医学の考え方では、成長や発育、生殖などに関わる泌尿器、生殖器、腎臓などの機能を「腎」と呼びます。この「腎」が弱ると頻尿になったり骨がもろくなったり、耳が遠くなったり、記憶力が衰えるなど老化の症状が現れるとされています。「腎」が弱くなる原因の一つが冷えなので、放置してはいけないんです。また、冷えると体の巡りが悪くなり、生理痛や頭痛、腰痛などさまざまな痛みが悪化するので、冷えは大敵です。


冷え性養生の基本は動いて巡らせる!

櫻井さん
櫻井さん

どんな原因の冷え性でも水分の摂りすぎには注意をしてください。体の中に水が多くなると冷えやすくなるうえに、温まりにくくなります。温かいドリンクでも飲みすぎはNG。冷え性を改善したいならば、温かいものを摂って内から温めるよりも、動いて温めることを意識しましょう。ウォーキングなどの運動ではなく、肩回しや屈伸などその場で動くだけでも十分です。


次ページ
冷え性の原因別の養生法を解説

こちらの記事もおすすめ