教えてくれたのは…
占星術研究家・翻訳家
鏡リュウジ
英国の心理学的占星術を日本に紹介した第一人者であり、“占星術界の貴公子”と呼ばれる人気占星術研究家。京都文教大学客員教授としても活躍中。「12星座の君へ」(サンクチュアリ出版)はベストセラーとして好評発売中。
【公式サイト】http://ryuji.tv/
【公式X】@Kagami_Ryuji
【公式ブログ】https://ameblo.jp/kagami-ryuji/
まず2023年を振り返ってみましょう。5月17日に木星は牡牛座に移動しました。また3月7日には土星が魚座に移動、3月から6月にかけては冥王星が一時的に水瓶座に入り、その後山羊座に戻ったのも特徴的でしたね。
占星術では1年のムードを司る天体として木星を重視しています。木星は太陽系で最大の惑星。そしてそれは最大にして幸運の惑星でもあるとされているのです。木星はおよそ1年で一つの星座を通過するので、12年でホロスコープを一周します。よく「12年に一度の幸運期」と星占いの記事で書かれているのは、この木星が位置している星座のことです。
木星はその星座の可能性を拡大し強めます。その星座の生まれの人の可能性を開くのはもちろんなのですが、どの星座の方にも同じように影響をもたらします。つまりその星座が普遍的に象徴するもの……例えば、牡羊座なら開拓精神やチャレンジする意欲などが大きく広がり展開していく道を開くわけです。
ではここからは、2024年上半期に注目すべき星の流れを3つ解説していきます。
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2024年上半期の一つ目のトピックスは?
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