ダイエットへのモチベーションは高いものの、何をやっても痩せない残念女子
断食やグルテンフリーなど、効果のありそうなものは全部試したものの、痩せられない。正しい痩せ方がわからない! 疑問だらけ!
それ絶対、NG!
教えてくれたのは……
皮膚科医の立場からわかりやすく解説!
まいこホリスティック スキン クリニック 院長
山崎まいこ先生
ダイエットのエキスパート!
管理栄養士
金丸絵里加さん
食を通じて健康になることをモットーに、ヘルシーな家ごはんやおつまみのレシピを提案。監修書籍は50冊以上にのぼる。TV、雑誌、企業や施設へレシピ提供や栄養指導でも活躍する、ヘルシーごはんのエキスパート。自身も“夜低糖質ごはん”を実践し、現在18カ月。6㎏の減量に成功。著書に「女子のやせ定食」(光文社)や「糖質オフで大満足!やせるスープ」(エイ出版社)など多数。
【ダイエットのギモン編】Q&A
Q. 食べていないのに太るんです! 原因はなに?
A. 腸内のバランスがくずれている可能性も
山崎先生
痩せにくい人は腸内細菌のバランスがくずれていることもあります。腸内の善玉菌を増やすエサを取り入れ、腸内環境を整えることで変わってくるかも。摂取はサプリがおすすめ。
Q. 効率よく脂肪を燃焼したいです! なにか方法はありますか?
A. L-カルニチンでミトコンドリアにアプローチ!
山崎先生
脂肪を燃焼するミトコンドリアに、脂肪を移動させるという役割を持つL-カルニチン。サプリなどで摂取することで、溜まった脂肪を燃焼することができるため、ダイエットに最適。
Q. ファスティングって本当に効果があるの?
A. 回復食に気をつければ健康的に痩せられます
金丸さん
ファスティングは終わったあとが肝心なんです。すぐにドカ食いすると胃腸に負担がかかってしまいます。離乳食のようなものから少しずつ普通の食事に戻していきましょう。
Q. ファスティングで注意すべきことはありますか?
A. 低血糖で冷えが強くなることがあるので、寒い時季は避けて
山崎先生
時季としては真冬より春夏のほうが向いていると思います。ただ、低血糖の人や貧血になりやすい人は、自己流でファスティングするのは危険です。できれば、初めてのファスティングは医師などの指導の下で行ってほしいもの。間違ったやり方はかえって体の負担になるから。
Q. 話題の16時間断食、どんな効果がありますか?
A. 臓器を休ませて活性化させることで細胞の成長因子や修復因子が分泌されます
山崎先生
24時間のうち8時間以内にすべての食事を済ませ、16時間はなにも食べないというプチ断食法。睡眠時間をうまく利用すれば空腹をそれほど我慢しなくていいので、あまりつらくないのでは。空腹の時間を長くすることで臓器を休ませられて、細胞修復因子や成長因子が出やすくなって若返り効果も。
Q. 16時間断食ってどんなに食べても痩せるって本当?
A. 食べすぎると痩せないと思います……
金丸さん
8時間の中で食べてはいけないものはないと言われていますが、やっぱり食べすぎたら意味がないと思います。胃腸の負担にもなりますしね。食生活を見直すことも16時間ダイエットの目的ですから。8時間でたくさん食べてしまう人は痩せたとしても、16時間断食を終えたあとにリバウンドしてしまいそうです。
Q. 糖質オフダイエットをしているんですけど、いつもよりイライラすることが増えた気がする
A. 糖質代謝が苦手で低血糖になっているのかも?
山崎先生
痩せるかもしれませんが、低血糖が悪化すると意識を失うなど危険な状態に。食後に眠気が出る人も糖質代謝が苦手な人。そもそも糖尿病でもないかぎり、あんまりハードな糖質制限はおすすめできません。
Q. グルテンフリーが話題になっていますが、どんな効果があるんですか?
A. グルテンにアレルギーがある人は、症状が緩和されて不調が改善されます
山崎先生
グルテンに含まれる糖質やアミノ酸が腸内トラブルの原因になっている場合、ニキビや倦怠感などの不調を起こしている可能性があります。アレルギーがあってもグルテンの摂取を止められない場合、消化酵素を併せて飲むのもおすすめです。
Q. 日本人にグルテンフリーって必要ですか?
A. ほどほどに!
金丸さん
西洋人と東洋人では腸も体質も異なります。グルテンフリーが誰にでも必要というわけじゃないので、自分に合っているかどうか見極めるべき。多少コントロールするぐらいでいいのでは。
次ページ
最近よく聞くPFCバランスって?
- 1
- 2
この記事に登場したコスメ(1件)