〜 【VOCE世代】敏感肌・ゆら美の「ゆれすぎる日々」 〜
ゆら美29歳。
美容&コスメが大好きな私の最大の悩みは……
VOCE世代の肌事情に精通
皮膚科医
小林智子先生
正しいスキンケア情報や皮膚科専門医としてオススメのコスメを自身のSNSを通して発信。インナーケアにも精通。
敏感肌ケアのオーソリティ
皮膚科医
津田攝子先生
臨床医として30年以上敏感肌と向き合う肌荒れ&炎症肌治療のスペシャリスト。敏感肌コスメの開発も手がける。
敏感肌の味方
ゆれんジャー
お手入れ大好きなのに、ゆらぎに悩む読者をサポート。敏感肌ケアでおさえておくべきポイントを教えてくれる。
\そもそも敏感肌って?/
そのゆらぎ、「思い込みケア」が原因かも!
津田攝子先生
ホルモンバランスの乱れや睡眠不足などさまざまな原因によってバリア機能が低下することで炎症が起き、赤みやニキビなどが出現。なのに美容が好きな人ほど、効くと噂のコスメに興味津々で積極的に取り入れがちで、かえって余計な刺激を与えてバリア機能をさらに壊すことに。赤みがあっても好転反応と思い込んで続けるなど間違ったケアで炎症を慢性化させる人も。
こんな思い込みケアをしていませんか?
【思い込み1】キュキュッと洗顔&角質ケアでつるんと美肌
◆洗いすぎるとゆらぎの原因に!
津田攝子先生
毎日、スクラブや酵素など角質を取り除く成分入りのもので洗っていると、キュキュッとはするけど、肌の潤い保持に必要な成分まで洗い流して、バリア機能を低下させる可能性大。
小林智子先生
角質ケアはうまく取り入れれば乾燥肌の改善も叶いますが、ゆらいだ状態でやるものではない。使うタイミングを見極めて。
【思い込み2】美容液を重ねればしっかり保湿ができる
◆成分過多でバリア機能が弱り、肌荒れリスクがアップ
小林智子先生
高機能を謳っているものは多種多様な成分を含んでいるため、バリア機能が弱った肌に使うと反応する確率高め。また重ねる美容液の数に比例して成分数も添加物も増えるため、ゆらいだときほど複数使いは控えて。
津田攝子先生
潤いの蒸散を防いで肌を保護する役割は、美容液のみでは難しく、クリームやバームが必要。
【思い込み3】フルコースのお手入れで肌荒れから脱却
◆お手入れすればするほど、摩擦も炎症も起きやすい!
津田攝子先生
ゆらぎ始めた肌はただでさえバリア機能が弱くコスメが浸透しやすい状態。なのに、ふきとりなどを使うことで必要以上に浸透して刺激に。重ね塗りしたり、マッサージしたりするのは摩擦の機会を増やし、みずからバリア機能を壊しているようなもの。何もプラスせずミニマルなステップで肌の回復を待ちましょう。
イラスト/Ayumi Nishimura 取材・文/楢﨑裕美 構成/佐野桐子
Edited by VOCE編集部
公開日: