「役者として、今後は世界にも視野を広げていきたい」
──仕事に対する向き合い方の変化や、今後どのような役者になっていきたいかの理想像があれば教えてください。
「この仕事で少しずつではありますが階段を登れている感覚はあるので、階数の限界を自分で決めずに、どんどんチャレンジしていきたいです。振り返ってみて、どれだけ大変だといわれる役でも、自分としては我慢しているとか、耐えているという感覚はないんです。多分好きなことをやっているので、キツくても受け入れられるというか、迎え入れることができるんですよね。20歳のときにこの世界に飛び込んでみて、この仕事が好きなんだなってだんだん実感してきました。
今まで忙しくて時間に追われたり、うまくいかなくてモヤモヤする時期もありましたけど、今は純粋に役者という仕事が好きなので、どういうふうに楽しむかという考えが最初に来るんです。だから、それ以外は余計なことをあまり考えなくて。大変なこともどう楽しむか、という方向にシフトしている気がします。
今後は、今と同じ場所に留まるのではなく、世界にも日本の作品を広げていけるように物づくりをしていきたいです。僕は役者という表現者なので、いろいろな場所で自分というものを表現していけたらと思います」
──忙しいときのリフレッシュ方法や、疲れを取るためにしていること、気持ちを整えるマインドビューティ法はありますか?
「そのときに自分に何が足りていないか、自分自身と相談して決めるようにしています。気持ちが不安定になるときの大半は体調が悪いときなので、感覚的に足りていない栄養素を摂取できるように食事を見直したり、運動をしたりすることが多いですが、基本、自分が好きなことをできる状態に戻す作業をして整えます。行きたいところがあったら赴くままにその場所に行ったり、自分でコーヒーを入れるという日常的なことでリフレッシュしたり、あえて仕事をしたほうがフラットに戻るかもしれないと思ったら仕事をする。そのとき、自分が一番いい状態になれるように心がけています」
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