今回のゲストは元宝塚歌劇団・花組男役スターの帆純まひろさん。ノーブルな美しさと芯の強さを持つ帆純さん。幅広くさまざまな役を演じ、花組の戦力として活躍されてきました。聡明で落ち着いた雰囲気がとても魅力的です。今回のインタビューでは宝塚時代の美容のこだわりを伺っています。記事の最後には未公開カットもたくさん掲載いたしますのでどうぞお楽しみください!
明日海りおさんから「骨組みがかっこよければかっこよく見えるよ。結果骨だよ」と教わりました。
美夢ひまり(以下 美夢)
第1回目のインタビューでは卒業直後のお気持ちと今後のお話を、第2回目のインタビューではオフの過ごし方などを伺いました。今回は在団中の美容のお話を伺っていきたいのですが、在団中は美容のこだわりはありましたか?
帆純まひろさん(以下 帆純さん)
はい、まずは素肌をきちんとケアすることですね。舞台メイクってどうしても肌に負担をかけますし、化粧替えのときはメイクを落とす際に摩擦で肌に負担をかけるので、終演後や家でのケアはしっかりやろうって思っていました。
美夢
どんなことをされていましたか?
帆純さん
終演後はシートマスクを必ずしていました。肌を鎮静するためにCICAのシートマスクを使っていました。
帆純さん
あとスチーマーも取り入れていましたね。エステに行ったときに自分の肌の汚れにすごくびっくりしたんです。それで、日頃からやらないと! って思いまして。
美夢
在団中はあまりケアをしていなかった、という方も多いのですが、花組さんはわりときちんとケアしている方が多いのかな?
帆純さん
そうですね。柚香さん(※編集部注:元花組トップスターの柚香光さん)がいつもパックをしていたので、その影響が大きいと思います。終演後はパックをしながらドライヤーをするというのが当たり前の光景でした。
美夢
男役メイクのこだわりは?
帆純さん
男役メイクがすごく好きで、自分の好きなことを追求し続けてきました。明日海さん(※編集部注:元花組トップスターの明日海りおさん)から「骨組みがかっこよければかっこよく見えるよ。結果骨だよ」と教えていただいて……。
美夢
名言!
帆純さん
そこから骨格をつくるということに目覚めて、引いてみたときに自分の顔のどこに影が必要か、すごく研究しました。
美夢
参考にされたものなどはありますか?
帆純さん
アニメのイラストがすごく参考になりましたね。イラストだと線で見られるので、どこに影を入れたら良いのかすごく分かりやすいんですよ。
美夢
へぇー!
帆純さん
下級生の頃は完全に足し算メイクでしたが、結果骨だ! となってからは、いろいろなものをそぎ落として、いかに素材が良く見えるか……というテクニックを研究していましたね。
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