塗っても乾く【乾燥の原因】5つ【石井美保のスパルタ保湿塾】

石井美保さん

こすらないことは、美肌づくりの基本であり、保湿を成功させるうえでも超重要。なぜなら摩擦により起きた炎症でバリア機能が壊れると、どんなに潤いを与えても溜め込めず、刺激も受けやすくなり、さらに乾燥や炎症が悪化してエイジングが進むなど悪いことだらけ。肌は改善しません！　だから、適切に潤いを与えると同時にこすらないケアを徹底する必要があります。

石井美保さん

私からすると、まったく毛穴は気になりません。みなさん、広告ビジュアルのようなつるんと肌に憧れるけど、毛穴は穴だから凹んでいて当たり前。それよりもアイケアはしてますか？

石井美保さん

ケアはしているんですね。玉田さんはどうですか？

石井美保さん

透明感は十分あるのに！　では、風間さんは？

石井美保さん

なるほど……。みなさん、私から見ると、そこまで問題視する必要がないケアに注力していて、本当にすべきケアをしていない印象です。あまりにも自覚する悩みにばかり目を向けすぎて、乾燥をきちんと克服できないまま、年齢的にはもう始まっているエイジングにも対応できてないですね。

石井美保さん

まず、千晴さん。先ほど、撮影のためにメイクを落とすところを見ていましたが、コットンでアイメイクを落とす際、ポイントメイクリムーバーがついてない乾いた部分で何度もこするクセがありますね。あれではメイクは落ちませんし、目尻のシワをつくることに。さらに、アイケアはクマとまぶたのみに塗っていて目尻側は塗れてないため、乾燥が進み、そこに表情グセが加わることで、シワが深く刻まれてしまっています。

石井美保さん

鏡を見るときって、キメ顔をつくりがちで、しかも正面から見ますよね。当然、目尻からこめかみにかけては気づきにくいのです。そして玉田さんは、透明感ケアよりも大事なことが。それはやはり保湿と、ハリケアです。カピカピするほど乾くのは保湿が足りてない証拠ですし、たるみや額のシワなどのエイジングサインは、ハリの低下が原因。ここをフォローしてあげると、くすみも含め、一気に改善するはずです。

石井美保さん

風間さんはテカリが気になるというけど、私的にはテカリのうちに入らず、肌に必要な油分レベル。さっき、スキンケアをしている姿を見せていただきましたが、ハンドプレスしてますよね？

石井美保さん

確かにこすってはいませんでしたが、最後にぎゅーっと強く押し上げてましたよね。それにより、目尻の下からこめかみにかけてシワが寄っていました。ほかの部分はハリがあってつるんとしているのに、そこだけシワがあるのはそのせいです。シャワーでジャーッと流す習慣も見直しましょう。

石井美保さん

はい。美容好きの人に多いのですが、ついバズっているものや、「毛穴」「透明感」といったパワーワードに惹かれてコスメを選びがち。ミーハー心も大事だけど、30歳を過ぎたら、自分の肌を正しく知ることが大事。そのうえで合うコスメを選び、ちゃんと効かせる塗り方をする必要があります。この後、詳しく学んでくださいね。