教えてくれたのは……
メイク&カラーコンサルタント
あやんぬさん
メイク&カラーコンサルタント。パーソナルカラー、骨格診断などの資格や元・美容部員の経験を生かして、魅力を発見できる美容情報をSNSを中心に発信中。セミナーやイベント、メイク講座では、理論的かつ的確なアドバイスが受けられると人気を集めている。著書に『顔型とカラー診断で、自分が一番キレイに見えるメイクが分かる本』『メイクでもっときれいになれる最近美容大全 似合わせ力を磨く100のレッスン』(いずれもKADOKAWA)。
【Instagram】ayannu61
【X】@yannu61
【YouTube】https://www.youtube.com/@ayannu61
【ブログ】ayannu 美容日記
教えてくれたのは……
ヘア&メイクアップアーティスト
ナディアさん
その人本来の美しさを引き出す繊細なメイクテクニックを提案。雑誌・広告・映像等の現場での活動のほか、少人数制のメイクレッスンNADEA MAKE SCHOOLを主宰。
【HP】https://www.angels-ladder.jp/
【Instagram】nadea_makeup
ブルベがブラウンなどの苦手色を使いこなすには?
【色のプロ】メイク&カラーコンサルタント あやんぬさん
ブルーベースの方が苦手とされているカラーの中でもブラウンは、オレンジと黒を混ぜて作っている色。ブルーベースの人は、黄みが苦手な傾向があるため、オレンジが入ってるブラウンが似合いにくいとされています。ブラウンを使いたいときは、赤と黒が混ざったボルドーや赤みまじりのブラウンを選ぶと比較的なじみが良くなります。ブラウン以外のカラーもぱっと見たときに青みとも黄みともとれないニュートラルベースのカラーを使うと、青みが吸収されてちょうどよい発色になります。どうしてもしっかりと黄みを感じるカラーを使いたいときは、マスカラやアイライナーなどで、使う面積を狭めるのもいいでしょう。もっとがっつり使いたいときは、血色感のある黄みよりのベースメイクアイテムをチョイスしたり、コーディネートや髪色を暖かみに寄せたりとトータルで黄み寄りにすると調和しやすくなると思います。
【メイクのプロ】ヘア&メイクアップアーティスト ナディアさん
アイシャドウに苦手な色を使う場合は、ベースは自分に似合うカラーをのせて、苦手な色は狭い範囲で楽しむのがおすすめです。チークやリップはちまっとのせずに塗り方を工夫することで、苦手な色も楽しんでつけることができます! いきなりがらりとメイクを変えるのに不安がある方は、すべてのパーツを苦手色にするのではなく、まずはワンポイントで取り入れるのがおすすめです。アイシャドウ、チーク、リップの好きなパーツ1つからはじめてみては。
ブルベが苦手色を使うポイント【アイメイク編】
色のプロの場合:アイシャドウベースが必須! 上からゴールドパールを重ねて
【色のプロ】メイク&カラーコンサルタント あやんぬさん
まぶたのくすみを払うために、まずはアイカラーベースでまぶたのトーンを均一にします。色は黄みベージュやオレンジではなく、ピンクベージュのアイカラーベースがおすすめです。ブラウンなどの黄みのカラーをしっかりまぶたに重ねると、時間が経つと黄みが強く出たりにごったりする可能性が。ゴールドパール系のアイテムやほのかな透け感のある黄みカラーを使うと、時間が経っても暖かなカラーを楽しむことができます。
色のプロがおすすめするコスメ
アイシャドウの発色を高めて、まぶたのくすみを払う。優しげなピンクベージュでまぶたのトーンもアップ。
ブルベが使いやすいブラウンの代表格。ケア成分も豊富でまぶたをケアする。
メイクのプロの場合:マットなブラウンをライン塗りで陰影をプラス
1:Aをまぶた全体に入れる。黒目の上は気持ち濃い目に入れると立体感がアップする
2:黒目の始まりから目尻に向かってアイライン感覚で2mm程度の太さでBを入れる。ぼかさないのが大切!
3:下まぶたの黒目の外側から目尻に向かってBをのせる。曲線を描くイメージでのせて
4:涙袋にAをのせてぷっくり感をプラス
【メイクのプロ】ヘア&メイクアップアーティスト ナディアさん
マットなブラウンはあえてぼかさずにアイライン感覚で入れてみてください。陰影が生まれて目元が引き締まります。その分、アイラインとマスカラはやわらかなこげ茶などでバランスをとって。
▶︎使用アイテム
マットやパール、メタリックの多彩な質感の9色アイパレ。毎日メイクになじむブラウンやベージュがセット。
ブルベが苦手色を使うポイント【チーク編】
色のプロ:ニュートラルベースのカラーが正解!
【色のプロ】メイク&カラーコンサルタント あやんぬさん
肌の中で面積が広いパーツのため、がっつり黄み系カラーは時間が経つとくすむ可能性が。ニュートラルベースのピンクを使うと、ちょうどいい塩梅に黄みに転んで黄みよりのメイクを楽しめます。もしくはゴールドパールやラメが入っているものを上から重ねるとよりウォーミィなメイクに。
色のプロがおすすめするコスメ
ふんわりと柔らかなペタルピンク。透明感のある発色で、ほのかな血色を頬に宿す。
黄み足しにピッタリのゴールドニュアンサー。チークの上からトップコートとしても、ハイライト感覚でも使える。
メイクのプロ:アイシャドウとリップを繋ぐように広く薄くのせて
黒目の中心と小鼻の盛り上がりを結んだところを起点に、目尻の延長線と耳たぶの下あたりまで広めに薄くチークをのせる。余ったものは鼻の頭にもちょんっとのせる。
【メイクのプロ】ヘア&メイクアップアーティスト ナディアさん
顔全体のトーンを繋げるイメージで、ベージュ系のチークを広く薄くのせます。小鼻のラインよりも下につけると顔が長く見えてしまうので注意!
ハイライトのように光を集めて、立体的な頬に見せるチーク。暖かなソフトベージュで洗練された印象に。
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黄み系のリップを使いこなすコツは?
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