ボディワーカー 森拓郎のダイエット道場
教えてくれたのは…
ボディメイクの救世主
森拓郎さん
運動指導者。パーソナルトレーニングジム「rinato」、小顔・美容矯正サロン「ルポルテ」をプロデュース。独自のボディメイク理論を数々のメディアに発信し、Twitterのフォロワー数は8万超。著書は『ボディメイクストレッチ』(SBクリエイティブ)ほか多数。
Twitter:@moritaku6
Q.晩酌がやめられません。お酒をやめなくてもダイエットできる?
甘いお酒、油っこいつまみを避ければOK
お酒はやめなくてもダイエットはできます。ただ、何をどれくらい飲むのかが問題。アルコールのカロリーはグラムあたり約7キロカロリー。たんぱく質などの栄養素に比べて熱に変わりやすい、つまり脂肪に変わりにくい性質を持っています。でも大量に飲んでいいわけではありません。アルコールを摂取すると、胃や小腸で吸収され、その多くは肝臓で代謝されます。肝臓の代謝力には個人差がありますが、酔っているときはアルコールが肝臓で代謝しきれずに、血中を回っている状態。酔うまで飲むとアルコールも体脂肪としてため込みやすくなるので、その手前でやめるのが適量。また、お酒を飲むと肝臓がアルコールを代謝するのに精一杯で、食事で摂取した栄養を代謝できず、体脂肪として蓄えられやすくなります。そんなときに糖質の多い甘いお酒や、揚げ物などのつまみを一緒にとれば当然太ります。つまみは脂質の少ないものを選びましょう。
Q.ダイエットに冷えは大敵というけど、サウナ後の水風呂もだめ?
急激に冷やすことは代謝アップ。慢性的な冷えは代謝ダウン
体を“冷やす”ことと、体の“冷え”は違います。サウナの後、水風呂に入って急激に体を冷やすと、体は積極的に熱をつくろうとするので代謝が上がり、ダイエット的にはOK。一方、慢性的に体が冷えている場合は、代謝が落ちています。ダイエットに冷えは大敵というのは慢性的な冷えのこと。また、特に女性の場合、お腹が冷えていると便秘や生理痛などの不調の原因にも。冷えやすい人は腹巻きをしたり、股関節まわりの筋肉がつくと腹部の血流がよくなるので、積極的に歩くこともおすすめです。
撮影/恩田亮一 イラスト/腹肉ツヤ子 取材・文・構成/山本美和
Edited by 岡部 奈央子
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