◆教えてくれたのは……
ロート製薬
児玉敬さん
医師
小林智子先生
肌より薄くデリケートな唇は、こまめな保湿で守り抜く!
「唇は角質層が極めて薄く水分を保ちにくく、皮脂腺がないためバリア機能を担う皮脂膜がつくれず水分を失いやすいという特徴があります」(児玉さん)
「自ら潤う力が弱いので唇をなめる癖がある人は要注意。水分が一気に蒸発してより乾き、荒れの原因に。また、口紅に含まれるタール系色素が刺激となる場合があるので、使用前に成分をチェックするのも荒れ防止には有効です。ターンオーバーが約5〜7日程度と早いのでワセリンなどでこまめな保湿をすれば改善もしやすいはず」(小林先生)
唇が荒れるNG行動
- さわる
- なめる
- クレンジング不足
- 紫外線ケア不足
- 栄養不足
「メイクオフが甘いと残ったリップの油分が酸化して炎症に繋がることも」(小林先生)、「ビタミン不足やストレス、疲れも免疫が低下して唇の荒れを引き起こします」(児玉さん)
唇が荒れないためのTO DOリスト
1. こすらない
「触る、嚙むなどの物理的な刺激は荒れや色素沈着の原因になりやすい」(児玉さん)、「リップのぐりぐり塗り、リップスクラブのやりすぎは刺激になるので避けましょう」(小林先生)
2. 紫外線ケアをする
「紫外線ダメージが起因となるお悩みは多く、乾燥、黒ずみを引き起こしがち」(児玉さん)、「日中はSPF入りなどUVカット成分が配合されたリップを使って唇を守って」(小林先生)
3. 口紅前に下地を塗る
「特にマットリップは処方的に乾燥しやすいので塗る前にはリップクリームでしっかり保湿を」(児玉さん)、「敏感な人は口紅やティントを使用前に腕の内側などでパッチテストをするのがオススメです」(小林先生)
何をしても荒れる人は、ワセリンでケア
「低刺激で安定性が高いのがワセリン。市販のものでOKです。リップメイクの下地にも◎」(小林先生)、「敏感に傾いたときはケアをワセリン配合製剤商品にチェンジ。UVリップなどは状態が整うまでお休みをしましょう」(児玉さん)
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うるぷる唇に!リップケアグロス7選
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