石井美保さん監修
\お手入れのアドバイスつき未来の肌悩み診断!/
美容家
石井美保さん
実録!
石井美保さんのスパルタ「保湿」添削塾で読者の肌がこんなに変わった!
勘違いしがちなポイントがわかったところでケーススタディ。一部を変えるだけで、肌の調子がアガり、印象まで変化!
◆VOCEアンバサダー 千晴さん(31)の場合
VOCEアンバサダー
千晴さん(31)
Tゾーンがテカる混合肌。悩みの大本命は毛穴であり、毛穴にいいといわれるものを片っ端から試す日々。
千晴さん
頬の乾燥も気になるけど、一番の悩みは毛穴。毛穴対策メインの保湿を教えてください!
千晴さんのお手入れは75点!
「毛穴はまったく目立っていません。それより乾燥由来の目尻~こめかみのシワが深刻。目元の摩擦レスを徹底しましょう」
“鏡でシワを確認しながら”を徹底すべし
石井美保さん
毛穴ケアに夢中なようですが、毛穴よりも気になるのが目尻のシワです。ほかのパーツはきめ細かくてつるんとしているので、そこだけが余計に目立つ! 目元用美容液を塗っているとのことですが、よく話を聞くと洗顔後すぐに使うタイプなのに乳液の後に塗っていたり、たるみやクマが気になるからとまぶたばかりに塗って肝心の目尻には塗っていなかったり。31歳でここまで深いシワがあるのは、ケア不足による乾燥状態のところで表情のクセで寄せているから。でも大丈夫。摩擦や乾燥を起こさないようにし、きちんとケアすれば、十分消せます!
【Before】
鏡を正面から見て真顔だと気づきにくいが、目尻からこめかみにかけて、くっきり深いシワが数本あり。
▼
【After】
乾燥感がなくなり、ふっくらとした印象。シワの溝も浅くなり、笑ったときもシワが入りにくくなった!
石井美保さんのスパルタ指導!
・アイケアはシワをのばして、目尻~こめかみまで塗る
石井美保さん
まずは鏡を見て、ニッと笑ってシワの入るところをチェック。このシワをまたぐように指を置いてシワがのびるように引っ張り、シワの溝部分まできちんと入れ込むのがポイント。せっかく早くからアイケアを始めているのに、塗り漏れしているから乾燥してシワが入りやすい状態になっているので、まずはきっちりと塗ることを心がけて。
・手をすべらせるのをやめて「3秒ラップ」を実践
石井美保さん
赤みが出やすいという自覚がある千晴さんの肌は薄く炎症を起こしやすい傾向が。そしてその炎症によってシワやシミができやすいため、炎症を起こす摩擦は完全に排除する必要あり。特に乳液などすべりのいいものはクルクル塗りがちということなので、手のひらになじませ、そっと肌を包み込むように3秒当てる方法を徹底しましょう。
・ファンデに合わせてクレンジングをオイル→ミルクに切り替え
石井美保さん
ハイカバーやロングラスティング系のファンデならクレンジング力の高いオイルが向いていますが、彼女が使っているファンデは薄づき。クレンジングミルクで十分落ちるレベルであり、オイルを使うと洗浄力が強すぎて肌に必要な潤いまで奪っている可能性大。長い時間クルクルするのも負担になるため、全体になじんだらすぐに流して。
・ポイントメイクはひたひたコットン&しみしみ綿棒で吸い取ってオフ
石井美保さん
専用リムーバーを使うときは、とにかく摩擦を起こさないように液をたっぷり使うのがポイント。アイラインは綿棒を使い、滴るぐらい含ませてから目のキワに当てて吸い取るようにしてオフ。アイシャドウが濃い場合はコットンの四隅までヒタヒタに含ませ軽くまぶたを押さえて吸い取らせ、スッとなでるようにすべらせれば落とせます。
◆VOCEアンバサダー 玉田真由子さん(37)の場合
VOCEアンバサダー
玉田真由子さん(37)
乾燥肌。2年前に出産してから、乾燥に加え、輪郭のゆるみ、くすみ、額のシワなど一気に悩みが噴出。
玉田真由子さん
夜クリームを塗っても朝にはカピカピ。でも、くすみが気になるのでブライトニングに偏りがちです。
玉田さんのお手入れは85点!
「透明感よりも、圧倒的に潤い&ハリが必要です! 朝クリームを始めて、ハリケアを追加。シワ改善コスメの塗り方も変えましょう」
肌にふっくらと厚みを与え、コケ感、シワっぽさの改善を
石井美保さん
どよんとくすんで見えるからとブライトニング重視でケアされていますが、夜、ていねいにクリームを塗っても朝乾いているなら、肌の水分保持力が落ちているため、朝もしっかり保湿が必要。また乾燥によるハリ不足も進行中で、頬がコケ、シワが入りやすい状態。しっかりとコスメでふっくらさせつつ、老け感が増して見える額のシワ対策もしっかりと!
【Before】
全体的に皮膚の厚みがなく、顔の下半分がコケがち。額のシワが多く目立つ。
▼
【After】
ふっくらして、ツヤが出現。メイクの乾燥崩れもなくなり、額のシワも改善。
石井美保さんのスパルタ指導!
・額を動かすクセをやめる
石井美保さん
額の筋肉で引き上げて目を見開くクセがシワの原因なので、額が動かないように手のひらで押さえてまぶたを上げる練習を。額にシワが寄っていたら、家族に忠告してもらうのも効果的。
・シワ改善コスメを額のシワ一本ずつに入れ込む
石井美保さん
シワ改善コスメを使っていても、シワが目立つ額には、目元やほうれい線に塗って残ったものだけ。玉田さんがメインでつけるべきは額。シワを広げて一本一本の溝に塗り込む意識を。
・朝クリームと本格ハリケアを投入!
石井美保さん
日中の方が乾燥や紫外線によるダメージが大きく過酷。その影響が確実に出始めているので、ベタつくからと敬遠している朝こそクリームを。また、骨格的&年齢的にハリケアが必須。
◆フリーランスエディター 風間千裕さん(38)の場合
フリーランスエディター
風間千裕さん(38)
混合肌。肌診断で敏感肌と指摘されて以来、シンプルな保湿ケアに徹するが、最近、シワと角栓が気になる。
風間千裕さん
シワと角栓が気になるけど、どうしたらいいかわからない。普段のケアを見直すべき?
風間さんのお手入れは70点!
「そのシワ、自分でつくってます。熱いシャワーですすぐのをやめ、肌を強く押し上げる習慣をストップ! 朝洗顔もすると、さらによし!」
力強いハンドプレスをやめて、朝洗顔を始めるべし
石井美保さん
とてもハリがあるのに、なぜか目尻の下からこめかみにかけてにだけ細かなシワが多発。“浸透させたい”“引き上げたい”思いが強すぎてハンドプレスのとき、力が入り、シワをみずからつくっているためで、まずはそこを改めること。お湯でのすすぎ、やりすぎの角質ケア、酸化皮脂の放置も乾燥やシワを悪化させる要因になっているので、やめましょう。
【Before】
目尻の下からこめかみにかけてだけ、細かなシワが発生。うっすらと赤みも。
▼
【After】
シワっぽさや赤みが減少して透明感がアップ。乾燥も一切感じなくなった!
石井美保さんのスパルタ指導!
・大人肌仕様の洗顔料で、朝の「生クリーム洗顔」!
石井美保さん
朝は水で流すだけだったのを、たっぷりの泡をさっと顔全体をひとなでするようにのせたらすぐ流す“生クリーム洗顔”に。酸化した皮脂や油分をオフでき、朝のスキンケアの浸透がUP。
・「むぎゅっ」と肌を持ち上げず、ふわっとラップ
石井美保さん
化粧水や乳液をなじませる際、リフトさせたい思いからギュッと強く押しがちで、結果、目尻にシワが。プレスではなく、ふんわりラップをかけるように圧をかけずに包み込みましょう。
・酵素洗顔は毎日→週一回に切り替え
石井美保さん
毎日使っている酵素洗顔料は、角質ケアが得意。敏感に傾きやすい風間さんの肌にはトゥーマッチで、とりすぎて乾燥してしまうため、週1ペースが◎。角栓が気になる部分のみに。
石井美保さん監修
\お手入れのアドバイスつき未来の肌悩み診断!/
撮影/岩谷優一(vale./人物)、水野昭子(人物)、伊藤泰寛(静物) ヘア/大野朋香(air) スタイリング/青木宏予 取材・文/楢﨑裕美 構成/佐野桐子
Edited by 野崎 未来
公開日:
この記事に登場したコスメ(4件)
この記事に登場したプロ