漫画『ブレス』の魅力とは?
累計発行部数80万部を突破した、今最も注目すべき漫画『ブレス』。その人気は性別や年齢を超え、多くの読者の「自尊心」を刺激し続ける。物語は高校の学園祭で開かれるコンテストを舞台に、主人公・宇田川アイアと炭崎純がクラス代表を任されることからはじまる。端正なルックスを持つ元モデルのアイアと、そばかすを隠すように歩く炭崎は、まわりの期待からはみ出さないように過ごしていた。そんなふたりが力を合わせ、モデル・炭崎、ヘアメイク・アイアで“一発逆転”のランウェイに挑みます。“なりたかった自分”を解放できたとき、ホンモノの想いが一直線に走り出す──。物語を彩る個性豊かな登場人物と、心動かされる名言も必見です。
主人公宇田川アイアが憧れた大屋輝のコンプレックス解消メイクとは?
メイクの参考に、デパートのコスメ売り場を訪れたアイアと炭崎。そこで、かつてアイアと同じ事務所に所属していた、モデル兼メイクアップアーティストの大屋輝のメイクアップショーが開かれることを知る。自分の気持ちに素直になれず、憧れの舞台で活躍し続ける大屋に引け目を感じているアイアは、大屋の洗練されたテクニックに圧倒され、悔しさを募らせるのであった。
漫画家
園山ゆきのさん
『月刊少年シリウス』(講談社)にて連載中。『ブレス』というタイトルには、「自分らしさに祝福(BLESS)を」という想いが込められている。大のコスメ好きで、特にリップは色や質感を使い分けて愛用中。今推しているものは、ポケモンの「マホイップ」。
漫画家 園山ゆきのさん
今回再現するメイクシーンは、プロのメイクアップアーティストである大屋輝が、ショーの観客に向けてパフォーマンスするもの。だからこそ、「そばかすを隠す」ことを選んだんです。多くの人が想像する共通の美しさがこのときのゴールだとしたら、シミ・そばかすは多くの人が抱える悩み。そのコンプレックスを解消して、“なりたい自分になる”ためのメイクを、大屋はプロとして叶えようとしました。実際に、ここで披露しているテクニックは、プロの方がショーで紹介していたものを参考にしていて、私もすぐに取り入れてみた一つです。
ヘア&メイクアップアーティスト
小澤桜さん
MAKEUPBOX所属。2021年に長井かおりさんに師事し、2年後の2023年にデビュー。トレンドをデイリーに取り入れるメイクに定評あり。
Instagram:@ozawa_sakura_
ヘアメイクアップアーティスト 小澤桜さん
そばかすを隠すときの一番のポイントは、スポンジを垂直にあてること。圧力が均一になり、ムラなく仕上げることができます。また、そばかすの濃度に合わせて、もう少し厚めにのせたい場合は、硬めのパレットコンシーラーを使ったり、アイシャドウチップでピンポイントにのせたりすると隠しやすい。コンシーラーは、ツヤっぽいもの、かつ肌より2~3トーン明るめのものがおすすめです。
Before・After
肌のなめらかさが際立つ、端正な仕上がりに。そばかすの印象がおさえられるので、リップを主役にするなど、メイクでパーツを引き立てたいときにもマッチしやすい。
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