美人ヘアの法則!

【自分に合うシャンプー選び】界面活性剤と髪悩みから考える

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【自分に合うシャンプー選び】界面活性剤と髪悩みから考える

店頭にズラリと並ぶシャンプーを目の前に「何を基準に選べばいいのかわからない」と迷った経験がある人も多いのでは? 実は「洗浄成分(界面活性剤)がカギになる」と語るのは、現役美容師であり、ヘア系YouTuberとしても大注目のAYAMARさん。髪のプロにシャンプー選びのコツを教えてもらいました。

目次

教えてくれたのは……
AYAMARさん
AYAMARさん

表参道美容室aole代表であり、同サロンのトップスタイリスト。毎月300人以上のお客様を施術する。YouTubeチャンネル『AYAMAR美ヘアチャンネル』は登録者数118万人を突破。ヘアケアブランド【Kaminii(カミニー)】のプロデューサーも務める。

髪のことを考えたら「洗浄成分」にこだわってほしい!

AYAMARさん
AYAMARさん

シャンプーには、水と油のように、本来、混じり合わないものを混ぜ合わせるために役立つ界面活性剤という洗浄成分が入っています。皮脂やスタイリング剤などの油性の汚れとお湯をなじみやすい状態にして洗浄効果を高める成分です。

種類によって洗浄力や泡立ち、頭皮への刺激などが異なります。いくら髪にいい成分がたっぷり配合されているシャンプーでも界面活性剤の洗浄力が強すぎると台無しになることも。界面活性剤の選び方次第で、毎日のシャンプーが髪を癒やす時間になるのか、傷める時間になるのか、明暗が分かれるといっても過言ではありません。未来の髪を健やかに保つために、優しさにこだわってシャンプーを選ぶことを提案したいですね。


強めの界面活性剤ってどんなものがある?

AYAMARさん
AYAMARさん

数ある界面活性剤の中でも注意してほしいのが石油系。代表的な成分は、ラウリル硫酸ナトリウムとラウレス硫酸ナトリウムです。“高級アルコール系シャンプー”ともいわれるこちらは、泡立ちがよく、洗浄力がパワフルなのが特徴。頭皮が皮脂でベタつきやすい人や「今日はディープクレンジングをするぞ!」というタイミングで使うのはありですが、必要な皮脂やうるおいまで奪ってしまう可能性がある、という点は覚えておいてほしいこと。場合によってはフケや痒みなど頭皮トラブルに発展することもあるので、頭皮の乾燥や髪のダメージが気になる方は、できるだけ避けることをおすすめします。

シャンプーを買うときに、パッケージやボトルの裏面に記載されている成分表をチェックしてみてくださいね。


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「界面活性剤から選ぶ“おすすめシャンプー”を紹介」

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