コロナ禍で急増！？大人の歯列矯正【費用は？期間は？病院の選び方は？】実体験レポ！

“人に会わない”、“口元が見えない”今こそ歯列矯正の始めどき

「コロナ禍で在宅勤務や外出自粛で人と会う機会が激減し、出かける際には常にマスクで口元が隠れるようになってから、歯列矯正を希望する患者さんが急増しています。元々は口を開けた際に見えない裏側矯正が人気だったのですが、今は口元が見えないからと安価な表側矯正（約20万円ほど安い）を希望する患者さんも増えていますね。また、子どもの頃や若い頃に矯正した歯が動いてしまい歯並びがガタガタに乱れてしまったものを修正したいという方もかなりいらっしゃいます」（藤田先生）

“痛い”、“費用が莫大”、“時間がかかる”そんなネガティブなイメージは過去の話

「もちろん、歯並びによってかかる時間も費用も痛みもそれぞれですし、病院によっても価格差はあります。一般的に矯正のハードルは、昔と比べて低くなったと実感しています。例えば、予算。例えば10年ちょっと前までの矯正は、たとえ歯並びの１部分を１mm直したいだけでも全部矯正（全ての歯に対して行う矯正）ばかりで、その分費用も高額でしたが、現在部分矯正が可能なのでその分、費用も安く抑えられます。また、矯正装置も進化によって、痛みが少なく矯正期間も短くなっています。当院では、部分矯正は６本から行うことができ、費用も７万円（チェック料金、装置設置料は覗く）からと、昔と比べるとかなり安価になりましたし、期間も部分矯正でしたら、最短で3ヶ月と短くなっています」（藤田先生）

ちなみに、筆者もこちらで部分矯正を行ったのですが、かかった日数は約8ヶ月。口を開けた際に目立つ上の歯は裏側矯正、目立たない下の歯は表側矯正を行なっていたため、ほとんど気づかれることもなく、痛みもそこまでなく、ストレスフリーな矯正期間でした。費用も40万円程度（ちなみに分割OK）でお財布にも優しいのが嬉しい！

特に下の歯がガタガタで歯磨きしにくいし、見た目的にも美しくなく……。ずっとコンプレックスだったものが解消されてスッキリ。また、このガタガタの部分が上の歯を押してしまい、出っ歯気味になっていたのも今回の矯正で解消されました！

実は大人の歯列矯正には、メリットもたくさん

「成長期のお子さんとは違い、大人はあごの成長予測をする必要がないので診断が正確にできるというメリットがあります。また、生えたての永久歯は虫歯になりやすいため矯正中は注意が必要だったりもするのですが、大人の場合はそのリスクが軽減されます。また、歯槽膿漏のリスクが上がる30代、40代以降にとって、矯正をすることは歯磨きがしやすくなるだけでなく、唾液の自浄作用の恩恵を受けやすくなるのもメリットですね」（藤田先生）

矯正で老け顔になることも！
病院はしっかり選ぼう

数年前、30代の友人が数年がかりで歯列矯正を行いました。歯を数本抜き、出っ歯気味だった前歯を引っ込め、歯並び自体は美しく仕上がりました。ですが、なんと矯正後、ほうれい線がくっきり浮き上がり以前よりも老け顔に……。顔もなんだか長くなってしまったとのこと。噛み合わせを無視した矯正で、口が開け難くなったなんて声も聞くこともありますし、病院はしっかり選ばないとこんな落とし穴も。

「大人の方の矯正の場合、抜歯をするか否かの判断は大事なポイントです。元々、口元がそこまで出てない方が抜歯をした上で矯正をすると、口元が引っ込みすぎて貧相になったり、ほうれい線が目立って貧相になる印象になる場合も。ただ必ずしも抜歯＝老けるではないので、詳細なチェックやシミュレーションをした上で矯正の計画を立ててくれる病院を選びましょう。当院でも採用しているのですが、矯正診断用の“クイックセフ”というシステムを使うと、矯正後の横顔のシルエットも画像で分かりますし、“i Tero”という３Dの口腔内スキャナーを使えば、歯型を取るストレスもなくご自身の口腔内の現状と矯正後がリアルに判断できるので、そういったものを採用している病院を選ぶのもいいですね」（藤田先生）

笑ったときや話すとき。想像以上に印象を左右するのが歯並び。歯は、清潔感や好感度をもたらす重要なパーツ。マスクで口元が見えにくい、リモートワークで歯磨きなどもしやすい今こそ、トライするのもおすすめです。

アトラスタワー歯科
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