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今回の検証は、“美髪製造サロン”として名高い人気美容室「AMATA」のジェネラルマネージャーであり、毛髪診断士の伸江さんにもご協力いただきました。
教えてくれたのは…
AMATA ジェネラル マネージャー・毛髪診断士®
伸江さん
普段からあらゆるメーカーのドライヤーをリサーチし、機能や操作性、仕上がりの質感、価格などをデータ化し、比較している、かなりの“通”。伸江さんが教えてくれる正しいドライヤーの使い方はこちらからチェック!
毛髪診断師・伸江さんの力も借りて、今回は、同じモデルの髪で、乾燥するまでの時間やドライ後の毛の幅、アホ毛や髪の表面、根元の立ち上がりなど、“実験VOCE”ばりに細かくチェックしました。
【ホリスティックキュアーズ】
内蔵した天然ミネラルを豊富に含む鉱石から育成光線が発生。高温モードは、髪が乾燥するまでの時間が半分になり、たんぱく質を活性化する効果によってハリやふんわり感も。低温モードは水分を毛髪内に閉じ込め、しっとり感をプラスする。
◆髪が乾くまでの時間
7分36秒
◆毛先の幅
20㎝
「高温モードでザッと乾かすと毛先が広がりがちですが、毛先だけ低温モードに切り替えれば、すっきりまとまります。仕上げにヘアケア効果のあるキュアモードを使うと、毛先のダメージ防止にも」(伸江さん)
「マイクロスコープで髪の根元を見ると、ツンッと力強く上向きに立っているのがわかり、ふっくら感が。トップや顔まわりの毛にキュアモードを使うと、アホ毛がおさまって、うねりもスッキリ」(伸江さん)
【総評】簡単に質感チェンジができる機能性が魅力
「サラサラにしたい日は、高温モードに。しっとり仕上げたい日は、低温モードに、というように、気分で質感をガラリと切り替えることができる“仕上がり印象”にこだわる人向き。髪が多い人は、低温モードでボリュームを抑え、ふっくら感が欲しい人は高温モードでボリュームを出すというような使い分けもできるため、シェア使いできるというのもポイント」(伸江さん)
<美容ライター金子優子の深堀り&ガチ体験レポ>
POINT1 美容師が絶賛するサロンユースの実力
ネットには、美容師さんやヘアサロンの推しコメントが溢れるプロウケする一品(元美容師のVOCEエディターも愛用中)。その理由は、ボタンを切り替えるだけで、仕上がりの質感や印象を自由にカスタマイズできるサロンクオリティにあり。レッド(高温)モードだと、サラサラになるだけでなく、ハリが出て、髪にふっくら感が戻り、ブルー(低温)モードなら、髪にギュッと潤いが閉じ込められるような“乾燥リセット感”が実感でき、うねりやクセが軽減する感じが。頭部の片側を高温モード、反対側を低温モードで仕上げにすると、見た目にもわかるほど質感やボリューム感に違いが! 1台の中に、2つのドライヤーが入っているかのような機能性の高さは、気分で質感をチェンジしたいというこだわり派にぴったり。
POINT2 サラバ、アホ毛。ウェルカム、ツヤ。
このドライヤーの秀逸ポイントのひとつがキュアモード。HPによると、「低温の優しい風が髪と頭皮を保湿し、乱れがちな短い毛を抑えながらキューティクルを引き締めてツヤのある髪に」というもの。仕上げにまとうだけで湿気に負けにくくなり、念入りに下から上へ当てるとキューティクルが整い、ツヤ感がグッとアップするのだとか。個人的には、仕上げに頭頂部に使うのがおすすめ。悪目立ちしていたアホ毛がシュルンッと寝て、地の髪になじむという実感が! アホ毛抑制力のすばらしさは、「こんなん初めて♡」と思わず感動。
POINT3 大風量で話題のダイソンに劣らない速乾力アリ!
風圧もかなりのもので、速乾力計測時は、低温&キュアモードを用いて7分36秒だったけれど、レッド(高温)モードのみで乾かせば、「1分以上短くなると思う」と伸江さん。ということは、ドライ終了まで5分47秒のダイソンにもひけをとらない“台風クラス”ということになる。ただ、高温の“暴風”であるため、テレビなどを見ながら適当に“ながらドライ”をすると、風圧でトップの膨らみがつぶれたり、毛先が跳ねるなどの要因になるので、ブローに集中して使うことをおすすめします。
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一番まとまるのは……ルーヴルドー!
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