夏までにどうにかしたい! ボディの肌悩み緊急アンケート
VOCE読者200人にアンケートを実施。感じている悩みで多かったのが腕や脚の乾燥に、ひじ&かかとのザラつき、そして背中のブツブツ。服で隠れているからと放置してたら、薄着の季節に間に合わない……!?
Q.ボディの肌悩みは?
その悩み、洗い方が原因かも!? ボディケアのプロが正しい洗い方を教えます!
サン・ティトル代表 ビューティスペシャリスト
猪越理恵さん
豊富な製品知識と独自のトリートメントメソッドで、むくみなどボディに関するさまざまな悩みを解決。
今泉スキンリニック 院長 医師
今泉明子先生
ご自身がアトピーに悩んだ経験もあるため、肌に負担をかけない正しい洗浄方法をわかりやすく教示。
花王株式会社 スキンケア研究所 主席研究員
山本奈緒子さん
皮膚洗浄剤の研究開発に約18年従事。多くのビオレ洗浄剤を世に送り出してきた“洗浄スペシャリスト”。
どう洗うのが正解? 何を選べばいい? カラダの洗い方Q&A
知っているようで正解がわからないボディ洗浄にまつわる疑問に、スペシャリストたちがズバリ、回答。知ればきっと肌が変わる!
Q.何を使って洗うのが正解?
A.たっぷりの泡で手洗いが理想
山本さん
たっぷり泡立てて、手のひらで優しく洗うのが理想です。また、健康な肌のpH値は弱酸性なので、ボディも弱酸性の洗浄料で洗うほうが乾燥しません
Q.どのくらいの圧で洗ったらいい?
A.顔と同じく表面をなでるように
山本さん
縦の圧だけでなく横の圧も肌にとっては負担になってしまうんです。顔をゴシゴシこすって洗わないでしょう? ボディも同じと考えて、泡を転がすように洗っていきましょう
Q.ボディソープ、何を選べばいい?
A.乾燥肌なら弱酸性など、肌状態によって使い分けを!
猪越さん
顔も状態によって使用コスメを替えるように、乾燥するなら弱酸性の洗浄料を使うなど、気になる悩みによって変えたほうがいいと思います
■自分の好きな香りで選ぶのもアリ
猪越さん
たとえ効果・効能が高くても、気に入ってなければ雑に洗ってしまいがち。香りやパッケージ、色など好きなものを使ったほうが丁寧に洗えるのでは
Q.ゴシゴシ洗わないと汚れが落ちない気が……
A.肌を傷める原因になるので、“摩擦レス”を心がけて!
山本さん
泡を転がすだけでも汚れは落ちます! 日本人の約4割がナイロンタオルなどのツールを使って洗っているというデータがありますが、顔と同じく体の角層だってラップ1枚分と極薄。タオルでゴシゴシ洗っていたら角層が傷ついて乾燥などの原因に
今泉先生
“ナイロンタオル皮膚炎”という症状で皮膚科に来院する人もいます。こすり洗いすることでさっぱりする気持ちはわかるけれど、ボディ洗浄時も摩擦は極力減らすべき
Q.洗顔料で体を洗ってもOK?
A.デコルテから下はボディ用の洗浄料で!
今泉先生
医学的に言うと衣服で隠れるところが体。皮脂腺や汗腺、皮膚の厚みなどを考えても、顔から首は洗顔料で、デコルテから下はボディソープで洗うのが正解です
Q.ポンプの出口で固まっているアレは何?
A.洗浄料が乾燥して固まったもの。これは使わず捨てて!
今泉先生
洗浄料は、容器の中ならばそれほど劣化はしないと思います。でもポンプの出口で固まっているものは乾燥して変質しているので肌につけないほうが良いでしょう。ボディミルクなどでも同じこと
Q.日焼け止めってボディソープだけで落ちますか?
A.落ちないものもあります!
山本さん
ウォータープルーフやこすれに強く、落ちにくい日焼け止めを塗ったところは意識して丁寧に洗いましょう。二度洗いしてもいいと思います
撮影/伊藤泰寛 イラスト/Chiharu Nikaido 取材・文/穴沢玲子 構成/渡辺瑛美子
Edited by 渡辺 瑛美子
公開日:
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