【マスクのベースメイク】「フェイスパウダー」を使わないと絶対ヨレる!

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長井かおり フェイスパウダー

「マスクメイクにフェイスパウダーなしなんてありえない!」と断言するヘアメイクの長井かおりさん。ヨレ・崩れ対策だけでなく、なりたい肌印象を叶えるお粉選び&メイクテクをお届けします。

長井さん流・お粉選びのポイント教えます

教えてくれたのは……
長井かおりさん

ヘア&メイクアップ アーティスト

長井かおりさん

大人女子に寄り添うお悩み解消テクで大人気。並々ならぬ“お粉愛”が生んだ鋭い審美眼で日々お粉をリサーチ。

マスク生活の今、ベースメイクでこんなお悩みはありませんか?

  • 汗、皮脂でギトギト
  • 崩れ防止でお粉をつけすぎて真っ白に
  • ファンデが剝がれ落ちる
  • ツヤ肌のキープが難しい

だから長井さんはお粉にこだわる!

長井かおりさん

お粉にはラップ作用があってメイクが長持ちするから!

「“リキッドファンデまでの工程でつくった肌感を包み込んでキープする”という役割を担うお粉は、いわばベースメイク界唯一のラップ的アイテム! マスク着用が必須の今、通常より確実にベースメイクが崩れやすい環境だから、お粉のラップ効果が必要不可欠」

ファンデでつくった美しいツヤまでキープできるから!

「お粉は肌の一番表面にくるモノだから、肌印象への影響も大。繊細なツヤ感まで消さずにラップできるお粉もあれば、粉っぽさが邪魔をして、つくった肌感を台無しにしてしまう危険性のあるモノも。だから、無意識チョイスはNG。良い粉の見極めが重要です」

良い粉は……

◆ツヤを消さない
それまでの工程でつくってきたツヤ感を消さず、粉自体にも潤いがあることが絶対条件。

◆存在感がない
お粉は“究極の脇役”。粉感や存在感を見せずに肌にそっと溶け込み、寄り添うものが最上級。

そこで大事なのが利き粉

長井さん、「利き粉」について教えてください!

「“利き粉”は良い粉を見つけるために、いつからか、無意識のうちに編み出したオリジナルのメソッド。“触れる、聞く、見る”の3ステップで、仕上がりの質感や潤い感など、粉の本質を慎重に見極めます」

01

フタにたっぷり出す

第一関節まで粉をとる

粉の本質を見極めるにはしっかり触れる量が必要。指先だけでなく第一関節までたっぷりつけて。クリームなどのベタつきや湿りのない指で。

02

同じ圧力で10回すり潰す&音を確かめる

お粉をつけた人差し指を耳横に持ってきて、親指と擦り合わせ、粉をすり潰す。粉に潤いがあるほど、擦れる音が小さくなるので、最上級は無音!

03

指の状態を確かめてみよう

その後、指をチェック。指がツヤッと光を放ち、粉自体の存在感のないものは合格。指紋がくっきり浮き出るような片栗粉みたいな粉は不合格です。

OK!

指紋が悪目立ちせず指先がつるんと光っている

NG

NG!

NG 長井かおりさん

粉が指紋に入り込み、ツヤがなくパサパサ

良い粉の活かし方

隠れた重要ポイントがここ。パフへのつき方が仕上がりを決めるから、テキトーはNG。

穴あきタイプはフタへ、メッシュタイプは直につける

パフにしっかり粉を含ませる。少量ずつしか出ないタイプは、一旦フタに出して。

パフをまわしながら、均一につくようにもみ込む

両手で持ってもみもみ。パフを回転させるようにして、均一に粉を行き渡らせる

まんべんなくついたらOK!

まんべんなくついたらOK

▼ムラづきNGパフ

マスク時代の塗り方

崩れやすい部分からのせるのが鉄則。湿気で浮きやすいマスクゾーンは、テカる部分同様きっちりと。それ以外のエリアはこすらずふんわりと。

Tゾーン、鼻などのテカリが気になる部分にパフを折ってのせる

長井かおりさん お粉の乗せ方1

まずは、テカりがちな皮脂が多い部分に。パフを二つ折りにして軽く圧をかけてきっちり。小鼻は押さえるように。

パフを折り、マスクゾーンを中心に圧力をかけながら押し当てる

長井かおりさん お粉ののせ方2

マスクをつける範囲にも、二つ折りにしたパフできっちりのせる。蒸れて崩れやすい部分だからしっかり定着させて。

ほわほわ持ちでTゾーン以外の場所に優しくのせ、サッと磨く

長井かおりさん お粉ののせ方3

それ以外は、力を入れないほわほわ持ちで置くようにふんわり。最後に磨くようにクルクルすると粉感が消える。

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長井さんイチオシのお粉6つ

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