吸引力のあるオンナになるための美肌トレーニング【触れたくなる肌になる!】
肌トラブルが起きがちな季節の変わり目も、やっぱり美肌を保ちたい。 透明感・ツヤ・ハリ感など、思わず"触れたくなる"肌になる方法をたっぷりご紹介。ぜひ参考にして理想の肌を手に入れて!
欲しいのはツヤ&透明感!
田中みな実「触れること、慈しむこと、ぬくもりを感じること」
"まだ見たことのない田中みな実"を表現したい。そんな想いでスタートしたこの企画。何度も打ち合わせを重ね、意見をぶつけ合い誕生した、至高の田中みな実がここに。
“触れる”ことが容易でなくなった今、誌面を通して体温や湿度を感じてほしい
「撮影を終えた今、この時代にVOCE読者の皆さんに届けたい想いをカタチにできて、大変感慨深い想いです。通常、方向性が定まった企画に"被写体"として参加するのが雑誌の仕事の形態ですが、今回は企画段階からチームの一員として関わらせていただくことに。撮影の日を迎えるまで、編集部やヘアメイク、スタイリストと幾度となく打ち合わせを重ね、意見交換をしてきました。溢れ出す想いやアイディアを全員と共有してカタチにしていくのは簡単なことではないんですよね。微妙なニュアンスがうまく伝わらず、あくせくしたりして(笑)。撮影当日はカメラマンや男性モデルさんとも話し合いながら、チーム一丸となってワクワク、ドキドキ、全員の気持ちの高ぶりを感じました。
企画の大きなテーマは"触れる"。この数ヵ月、"触れる"という行為、そのぬくもりについてたびたび考えさせられました。愛する人たちに触れられない、愛しているから触れられない。経験したことのない不条理に戸惑い、苛立ち、落胆したのはきっと私だけではないはず。当たり前だけど、触れることで伝わる温度や湿度は一人では感じられない。どれだけ忙しくても毎年お盆には帰省をしているのですが、今年は叶わず、93歳になる最愛の祖父に会うことすら憚られた。仕事柄多くの人と日々接する私は、最大限の注意を払っていても感染のリスクは避けられない。祖父は孫やひ孫に会いたいと言ってくれるし、私たちだってすごくすごく会いたい。あと何回会えるかも分からないのに……。行き場のない怒りが、やがて哀しみに変わる。孤独だった。ふと、読者の皆さんもそうかもしれないと思った。もし「コトバにならないやるせなさを共有できたら」「誌面を通して"ひとりじゃない"と伝えられれば……」
常々"頭の先からつま先まで、全身触れたくなるような女でありたい"と美容誌などでお話をさせていただいていますが、この企画を通して改めて"触れ心地"について考えることに。自信を持ってカメラの前に立ちたい、意志を持った眼差しで人と接したい、だから私は日々のケアを怠らない。誰かのためじゃなく、自分のために。でも、結果としてその"触れ心地"が他者に幸福感を与えることがあるのかもしれない。春先に3歳の姪が遊びにきてくれたときのこと。遊び疲れて私の腕に飛び込んできた彼女のむちっとハリのある肌感や、ふわりと柔らかい絹のような髪。かきわけて汗を拭ってあげると、頭がほかほか熱気を帯びていた。触れるとどこもかしこも愛おしく、幸せだった。"触れる"って特別なこと。いつの日か愛しい人たちに触れられる日常が戻ってきても、私たちは決してこの感覚を忘れてはならない」
【涙がつたう頰】
“泣きじゃくって赤らんだ頰や鼻その無防備な様はいくつになっても変わらない”
上気した頰をつたう涙ぐしゅぐしゅして真っ赤になった鼻先。計算がないから愛おしく、人は心奪われる。
【なめらかな脚】
“つま先まで抜りなく、心を寄せてパーツをねぎらう思いやり”
オトナの女には、履きたくもないのにヒールを履かなければならないシーンがある。歩き疲れてキュッと縮こまった足先、靴擦れを起こしてひりついたかかと。傷んだ部分が色素沈着を起こしたりする厄介なお年頃。
【愛おしい耳元】
“あなたの耳が女っぽくて愛らしいことにきっと彼は気づいてる”
ハタチの頃だったかしら。唐突に「標本のような耳をしているね」と男の人に言われたことがあって(笑)。それは褒め言葉なのか!? と疑問は残ったものの、それ以降自分の耳が気になるパーツに。そんな〝オミミ〟にシミでもできたら大変! と、耳までしっかり日焼け止めを塗るようになり、一日の終わりには肌に塗り込むオイルを耳にもなじませマッサージ。耳が美しく見えるような髪型を研究したことも。愛せるパーツが一つできると、そこからキレイは魔法みたいに広がるの。
【華奢なデコルテ】
“全身がすみずみまで愛おしい 求める美しさにはどこまでも貪欲に”
化粧水は顔だけにとどまらず、首、デコルテ、おっぱいまで。毎日の習慣として続けていたら、デコルテの透明感や質感がみるみる変わってきました。全身すみずみまで愛おしい。いくつになってもそんなふうに自分を愛していたいから、ほしい〝キレイ〟にはとことん貪欲であっていいと思ってる。
【触欲をそそる唇】
“キスをしたときの私の唇ってどんな触感?”
ときどきそっと唇に指をあて、その触感を確かめる。ほんの少しのつっぱり感やガサッと感、小さなSOSに気づけたら大きなトラブルを未然に防げます。リップスクラブを強くこすりつけるのは禁物。優しく撫でるようにくるくるマッサージしたら、たっぷり保湿をしてあげて。ぷにゅんとふっくら、幸福感のある唇を目指しましょう。
【田中みな実】質感、色、塗り方。キレイを引き上げる「触れたくなるメイク」はこちらからチェック!
【田中みな実】に学ぶ!”触れたくなる”4つのメイクテクをご紹介!
撮影/中村和孝(まきうらオフィス) ヘアメイク/AYA(LA DONNA/田中さん)、長坂賢(松本さん) スタイリング/NIMU(まきうらオフィス/田中さん)、庄将司(松本さん) モデル/松本雄司 取材・文/中川知春
Edited by 松本 薫
公開日:
この記事に登場したプロ