RMK クリエイティブディレクター YUKIさん
RMKの新コンセプトはリアルとオーセンティック
「デジタル時代にさまざまな美の価値観があふれ返るなか、大事なのは個々のリアルな美しさです。そんな気づきを時代の空気感とともに伝えるのが僕のミッションだと感じています。偉大な先輩クリエイター二人のレガシーを引き継ぎながらも、リアルとオーセンティックを追求して、今まで以上にエンゲージしやすい世界観を発信していきたい」と熱く語ってくれたYUKIさん。
この秋、乾いた大地のうつろう光や時間の流れをモチーフに、シックでコンテンポラリーな暖色コレクション『ローズウッドデイドリーム』を発表。
「RMKに欠かせない甘さはあえて抑え、スパイスとして。肌の上でいかにパフォーマンス力を発揮できるかにもこだわりました」。心地よく個々の感性にリアルに寄り添ってくれる、そんなコレクションだ。
【LOOK 01】ローズカラーに包まれて
セミマットな肌にローズやモーヴのレイヤード。秋を告げるまばゆい午前の光をまとい温もりとともにまどろんでいく、そんな暖色のリフレクションを楽しんで。
HOW TO APPLY
【EYE】キワにBでラインを描いた後、ブラシでぼかし、その上にDをなじませて密着。Cの左上のローズピンクと右下のローズゴールドをまぶた全体に重ね、中央のみにEをのせる。暖色系の色と質感のレイヤードだ。下まぶたも同じ手順で。
【CHEEK】頬の高い位置にFをぼかし入れる。
【LIP】Aを直塗りしてナチュラルに仕上げる。
重ねても軽やかに。濁らない設計
ニューヨークのストリートカルチャーや音楽、映像や絵画から大きな刺激をもらっているというYUKIさん。『ローズウッドデイドリーム』は、画家のジョージア・オキーフが晩年を過ごしたアメリカ・サウスウエストに広がる灼けた大地や褪せた岩……そんな情景にインスパイアされたもの。たとえば、夢と現実のはざまにスペースアウトする秋の午後。ローズウッド、マルーン、アンバーにゴールデンシエナ、モーヴといった静かで暖かく、神秘的な色たちに包まれた心地いい世界観だ。
「オルタナティブでリラックス感のある提案は僕らしさでもあります。完璧なものより少しラフなものに惹かれますし、リアリティを感じます。もちろん、RMKの上品でクリーンなイメージも大切に、そこをベースにしています」。
そのこだわりを垣間見ることができるのが、ローズウッドデイドリーム 4アイズ。パレットごとに異なる色と質感で構成。まるで刻々と移り変わる秋の空の色のよう!
「見た目のカラーの印象だけでなく、まぶたを彩ったときの感動を大事にしました。4色すべてを重ねても色が濁らないことには注力しましたが、必ずしも4色使用がマストなわけではありません。1色だけ、アイラインだけ、といったシンプルなメイクでも充分に美しいので、そんなヌケ感や透け感も自由に楽しんでください。なにより、自分はこれが好きという直感や、気持ちの高まりを大切にしてほしい。そんな気づきを後押しできればと思っています」。
【LOOK 02】カーキゴールドの余韻
スペースアウトする秋の午後の光をまとえばフレッシュなのにセンシュアル。温もり感とリラックス感が溶け合うなか、自分の存在を心地よく感じて。
HOW TO APPLY
【EYE】キワにBでラインを描いた後にブラシでぼかし、その上にCの右上を重ねてブレンド。Cの左下をまぶた全体になじませ、Eを重ねて艷やかな陰影を演出。最後にCの右下をキワにのせる。下まぶたも同じ手順で。
【CHEEK】頬の高い位置にAをぼかし入れ、エモーショナルなのにリラックス感のある印象に。
【LIP】Dを唇の輪郭に沿って。
提供/RMK Division
0120・988・271
www.rmkrmk.com
Instagram:rmkofficial
撮影/菊地泰久(vale./人物)、ケビン・チャン(静物) メイク/YUKI ヘア/西村浩一(VOW-VOW) スタイリスト/木下夏実(DRAGON FRUIT) モデル/松井春菜 取材・文/安倍佐和子 構成/鬼木朋子
Edited by VOCE編集部
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