艶やかな肌で軽やかに赤いドレスに赤リップ
赤リップだけが持つ凜とした風情を味方に
赤リップに“THIS IS 女”なイメージを持つ人も少なくありません。色っぽくなりすぎるのでは?と手を出しにくいと感じる人もいるでしょう。だけど実は赤リップには、凜としたカッコよさを表現するチカラがあります。気持ちへの作用も大きくて、唇と肌の鮮明なコントラストに背筋がシャンと伸びる、なんてことも。大人になると挑戦しにくくなりがちな甘い要素のドレスにも赤リップはよく似合います。なぜなら甘さをほどよく削ぎ、大人に似合うバランスへと整えることができるから。さらに浴衣や着物、トレンチコートやデニムにも赤リップはよく似合う。その強さや鮮明さが、粋だったり、ハンサムだったり。欲しいムードを演出してくれるのです。
つけるなら質感はツヤツヤよりも洒落っ気が出せるマットが私の好み。深い赤に朱赤や鮮やかな真紅まで、その時の気分で、自由に選んでいます。SUQQUのマット質感で明るい赤リップがあまりにも可愛く、それをまといたくて今回は甘めなマーク ジェイコブスのドレスを選びました。こんなふうにリップファーストで服を選ぶのも、メイクの楽しさの一つ。
【Base】
肌を労りながら美しく整える
「唇の質感に合わせて全体にふわっと」黄ぐすみが気になる肌のために枇杷種子など植物成分を配合。肌の陰りをカバーして透明に。
【Eye】
端正な中にエッジが効いてる極上ベージュ
唇が鮮明なぶん、アイメイクはベーシックに。パレットの右上と左上をアイホールにぼかし、左下を上下のキワにオン。上まぶたにのみインラインを引いて、さりげなく目のフレームを整えて。
【Lip】
クラシカルな赤とマット質感が絶妙
全色心惹かれるSUQQUの新作。09は気品ある鮮やかレッド。全体に直塗りしエッジをぼかします。
【Cheek】
マットなピーチでさりげない血色感
赤リップの日はチークは主張させません。肌の温度がほんの少し上がるような淡いピーチを頰の高い位置に横長にオン。
撮影/来家祐介(aosora) ヘア/shuco(3rd) スタイリング/白幡啓(LAVOBLE) 取材・文/中川知春
Edited by 大森 葉子
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