美容家
石井美保さん
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1976年生まれ、45歳。トータルビューティサロン「Riche」主宰。美しいコスメマニアとして注目を集め、自身の肌悩みを克服した経験をもとに確立したメソッドが大好評。説得力のある美肌は憧れの的。
フリーアナウンサー
宇垣美里さん
1991年生まれ、30歳。TBSアナウンサーを経て、現在はフリーアナウンサーとして活動。美肌&美容好きとしても有名で、優れたワードセンスや独自の視点を活かして執筆活動も行うなどマルチに活躍!
石井美保×宇垣美里SPECIAL対談 誰もがうらやむ透明感、私たちが透明感を求める理由
透明感あふれる美しい人。そんな言葉がふさわしいおふたりが初の対面。互いの魅力を紐解いていただきながら、透明感の条件と、透明感を育み、キープするために実践していることについて語っていただきました。
【石井美保の透明感バイオリズム】
- 0-6歳 メラニン活発で色黒の子供時代
- 12歳 中学に入り、UVケア&美白スタート
- 22歳 ファンデのゴシゴシ塗りで乾燥とくすみが進行
- 25歳 子育てスタート。公園へ行く機会が急増し、日焼けと戦う日々
- 29歳 サロン開業。ストレスフルで、乾燥とくすみはマックス
- 32歳 こすらない洗顔に目覚め、くすみが改善し始める
- 35歳 水を積極的に飲むようになり、乾燥、くすみがさらに改善
- 40歳 入浴と食事を見直し、透明感がアップ!
- 43歳 20代〜30代超えの透明感を実感。ファンデも薄く
- 44歳 マスク生活により肌荒れを経験
- 45歳 日々微調整しながら、自分史上、最高の肌を更新中
【宇垣美里の透明感バイオリズム】
- 0歳 生まれてすぐアトピーが発覚。保湿ケアスタート
- 6歳 物心ついたときにはUVケアは当たり前。
- 12歳 母の影響でエステブランドのスキンケアをライン使い
- 16歳 高校時代はメイクに興味がなくほぼすっぴんの毎日
- 19歳 大学に入りメイクにハマる。素肌の美しさの大事さに気づく
- 23歳 画面に映る自分を見て、本格的に自分の顔研究をスタート
- 26歳 フリーランスに転身。美容マニアとしても注目を集めるように
- 30歳 キメの乱れやくまなどの悩みは時々あるも、調子良し
透明感の正体とは?
淀みがなくて清らかでポジティブなことが条件
石井さん
透明感とは、濁りがなく清らかで清潔感があることと思っていたけど、今日、宇垣さんにお会いして再確認。撮影のときって笑顔をつくるけど、とても自然で自分をよく見せようという策略をまったく感じなくて。魂胆がないからこその透明感だと思いました。
宇垣さん
魂胆なかったかな(笑)?
石井さん
大丈夫、隣から「うふふ」ではなく「えへへ」と聞こえてきたぐらいだから(笑)。屈託のない笑顔って、こんなにも透明感があふれて、人を惹きつけるんだなと改めて感じました。
宇垣さん
私は誌面で石井さんを見つけるたびに、ふんわりと優しげなハッピーオーラを感じて自然とニコニコしてしまっていたんですが、お会いすると、すごいサバサバしていて。てらいがないというか、気持ちのいい方だな、と。優しい姐御でした(笑)。
石井さん
もうひとつ、宇垣さんに透明感を感じたポイントは目。濁りがなくて、自分をきちんともっていて意志が強い、というのが目に現れていて、心にやましさや不安がなく、濁ってない生き方を感じました。あと、健やかさ。
宇垣さん
めっちゃ健康だと思います。
石井さん
精神的にも元気そう。私は以前は、明るい色のファンデで覆い隠せば透明感は出せると思っていたけど、肌そのものが潤いに満ちている感じやヘルシーさを透けさせるほうが正解。今日の宇垣さんはまさに素肌が透けていて、そのうえで透明感がすごい。それはお手入れはもちろん、メンタルや体調も整っていなくては叶わないはず。
宇垣さん
考えても意味のないことに時間を割くのが、無駄に思えてすごい嫌で。たとえば、もっとクールな顔がよかったなと思うけど、どうしようもないことだから、クールに見せるにはどうしよう、今の丸い顔を魅力的に見せるにはどうしよう、という方向にシフトしますね。
石井さん
物事をネガティブに捉えないところは似てる! ストレスは日常茶飯事で、ひとつひとつウワーッとなっているとキリがなくて、自滅しちゃう。きっと明るい将来のために必要なことなんだと考えて、いかに最短、かつ被害を最小限に乗り越えるかに集中します。そうしていたら、楽しくなってくるもの。誰かに対しての不満は、うまく処理できないとずっとその人のことでいっぱいになっちゃうから、頭の中で背負い投げして倒します(笑)。そうすると現実世界では平気に。あとは寝て忘れる!
宇垣さん
私も、戦ったら私のほうが強いなーと思うし、寝ると忘れます(笑)。
肌の色は関係ナシ。大切なのは潤いの充足感と健やかさ
宇垣さん
先ほど石井さんがおっしゃったように、つくりこむのではない、内から潤いで満ち足りている感じや健やかさが透明感の条件だなって私も思っていて、いちばん透明感がある肌って赤ちゃんだな、と。つるんとした肌感も影響しているように思います。
石井さん
確かに、疲れていてたるみを感じたり、小さなポツポツがあると透明感が消失される。つるっとしてなめらかな肌を育てることも大切ですよね。
宇垣さん
はい。そんな肌を育てるお手入れが好きだし、透明感が肌にあるほうが、精神衛生的にも、すごくイイ。
石井さん
私も宇垣さんも決して、ものすごく色白とかではないけど、こうやって対談のお話をいただいたということは、もとの肌の色は関係ない。一度、透明感を手に入れても、環境、体調、メンタルなどで、すぐ元に戻るけど、いろんな方法で何度でも立て直せるやりがいのあるケア。そして透明感があると、表情にもマインド的にもメリットがたくさん。透明感ケアは、もはやライフワークですね。
おふたりの思う透明感の正体は……
撮影/中村和孝(人物)、伊藤泰寛(静物) モデル/石井美保、宇垣美里 ヘアメイク/猪股真衣子(TRON/石井さんはヘアのみ) スタイリング/有本祐輔(7回の裏/石井さん)、滝沢真奈(宇垣さん) 取材・文/楢崎裕美 構成/渡辺瑛美子 協力/PROPS NOW
Edited by 渡辺 瑛美子
公開日:
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