脳疲労の対策、続いては“天然の藻”!
教えてくれたのは……
Holistic Life Design代表取締役
杉浦千春さん
E3Live Japanの代表をはじめ、英国IFAアロマセラピストやローフードマイスターなど多くの資格を保有。食を含めたホリスティックな観点から、自然治癒を高めるライフスタイルを提案している。
女性のほうが脳疲労になりやすい!?
杉浦千春さん
疲れが取れない、なんかイライラする、食べ過ぎてしまう、寝つきが悪い。こうした現象は脳疲労によるものだと考えられます。とくに女性は生理周期によってホルモンバランスが頻繁に変化しますし、結婚や出産などでライフスタイルも変わりやすい。仕事や家庭の両立も大変なうえに、ストレスに対抗できるセロトニンの分泌も少ないため、女性のほうが脳疲労を起こしやすいと言われているんです
当てはまるなら脳疲労が深刻化している可能性も!
男性より女性のほうが脳は疲れやすいというけれど、イマイチ脳疲労の自覚がないという人のためのチェックシートを杉浦さんが考案。
- 夜中に目が覚める
- ついつい食べ過ぎちゃう
- 朝起きたときにだるさを感じる
- アルコールやお菓子、激辛など刺激物を摂取しがち
- 糖質をどうしてもカットできない
いくつ思い当たりました?
杉浦千春さん
夜中に目が覚めてトイレに行くのは深く眠れていないから。良質な睡眠を取れていれば尿意も意識しないはずなんです。寝たはずなのに眠い、朝なのにだるいというのも同じ理由ですね。過食は必要な栄養素が摂れていない可能性があるし、過剰に摂取すると刺激になる糖質や脂質を欲するのは副腎疲労と脳疲労が同時に起こっているせいかもしれません。そこでおすすめしたいのが、ブルーグリーンアルジーという天然の藻なんです
脳疲労を癒す“ときめきホルモン”も含有
杉浦千春さん
藻と言ってはいますが、ブルーグリーンアルジーは35億年前から絶滅することなく生存してきたバクテリアの一種。植物でもあり、動物でもあるわけですね。それを経口摂取できるレベルで採取できるのはアメリカ・オレゴン州のアッパークラマス湖で採れるものだけ。湖の周辺は環境保護区に指定されているため、重金属や農薬、殺虫剤などの影響は皆無とされています
このブルーグリーンアルジー、人の心や体に必要な栄養素をベストバランスで含有しているというスゴイ特徴があるのだが、同時に注目すべきはときめきホルモンと言われるフェニルエチルアミン、いわゆるPEAを高濃度に含有していること。
杉浦千春さん
気持ちを高揚させたり、活力や意欲をアップさせたり。PEAは何かに集中しているときに脳内で分泌されるアミノ酸の一種で、脳機能や記憶力を向上させる働きがあります。実は食欲抑制効果もあるんですよ。集中しているときって食事を忘れてしまったりするでしょう? それと同じことが起こるので、ストレスなどによる過食にもブルーグリーンアルジーは効果があるんです
強烈な青色には強力な抗酸化&抗炎症作用が
ブルーグリーンアルジー、その名の通りちょっと引くぐらい青緑なのだが、これは青色色素のフィコシアニンによるもの。その抗酸化作用はビタミンE誘導体の約16倍もあり、抗炎症効果も高いそう。
杉浦千春さん
体に必要な栄養素のほとんどを効率よく摂取できること、高い抗酸化力と抗炎症力があること、さらに脳の働きを活性化するフェニルエチルアミンを含有していること。これらの特徴を備えたブルーグリーンアルジーは、脳疲労を回復させるのにとても効果的です。あれもやらなきゃ、これも忘れちゃいけないと多忙すぎる毎日を送る人に、ぜひ試してほしいと思ってます
種類もいくつかあるので、思い当たる症状や生活習慣でチョイスを。普通のサプリの体内吸収率は約20%だけど、ブルーグリーンアルジーはなんと98%だというから、飲んですぐに効果を実感できるはず!
“早寝早起きスマホ無し生活”に変えるのが無理ならば……
ついつい食べ過ぎちゃうのも忘れっぽくなっているのもイライラするのも、すべて脳疲労のせいだ! とわかったところで、スマホやパソコンから逃れられるわけもなし。ならば脳疲労を回復させる栄養素を意識して生活するしかない。サプリや点滴などをうまく取り入れて、なるべく脳を労わっていこう。
取材・文/穴沢玲子
Edited by 三好 さやか
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