彩凪さん
今回は、新しいメイク、新しい自分をたくさん発見しました!
CHIHARUさん
でも今まで培ってきた「彩凪翔」としての歴史、その良さを消してしまうのはやっぱりダメなんだと私は思うんですよね。だって、その歴史は消せないし、染みついちゃってるから。自分がつくり上げてきたものを土台として、そこに新しいものを入れ込んでいき、さらにアウトプットする……。翔ちゃんには、そういうふうにどんどん成長していてほしいなって思っているんです。
彩凪さん
ありがとうございます!! 現役の間はメイクで悩むことも多かったので、『るろうに剣心』のときにCHIHARUさんにお化粧をしていただいて以来、いつもCHIHARUさんに相談していて……。
CHIHARUさん
『るろうに剣心』は大変だったよね。
彩凪さん
『ひかりふる路(みち) 〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』 でマノン・ロラン夫人という女役をいただいたときもまったく分からなかったのでイチから教えていただいたり(笑)。あと、去年の3月くらいだったか、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』の公演が止まってしまっていたとき、CHIHARUさんがお化粧の講習をしてくださったんですよね。
CHIHARUさん
そうそう。化粧品メーカーさんに協賛していただき、“メイクを今っぽく変える”ために男役、女役に分かれてメイク講習したよね。
彩凪さん
男役の日と女役の日に分かれていて、もちろん男役の日は参加したのですが、本当は女役の日も参加したかったんです! 自分自身の卒業も考えていた時期だったので、女性としてのお化粧を学んでおきたいというのもありました。卒業すると在団中とはオフのときのメイクも変わってきますからね。でも何よりも、CHIHARUさんは私より私のことを理解してくださっているので、毎回発見することが多いんです!(笑)
CHIHARUさん
嬉しい〜!
彩凪さん
今回もいくつかのパターンをトライさせていただくという企画だったので、自分でも新たに「こんな表情もできるんだ」というのを学べるんじゃないかなとすごく楽しみにしていました。
CHIHARUさん
この3パターンと聞いて、正直、どう思った?(笑)
彩凪さん
めっちゃ嬉しかったです!! 『ゆるふわ』とか、自力ではなかなかそこにいけないですから(笑)。お衣裳を選ぶのも冒険でしたね……。
彩凪さん
ひとめ見ただけで尻込みしてしまうお衣裳もありましたが、実際にお化粧で魔法をかけていただいたという印象。あとは撮影スタッフのみなさんが雰囲気づくりをしてくださって、そのおかげで気持ちがノリました!
CHIHARUさん
宝塚関連の紙媒体での撮影と女性誌の撮影ってまったく違うから、それも面白いでしょ?
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CHIHARUさんが、望海風斗と彩凪翔に教えたこと